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次期戦闘機、ユーロファイター・F-15に絞られる

登録:2013-08-16 21:52 修正:2013-08-17 09:03
ボーイングのF-15SE

 次期戦闘機事業の候補機種が、ヨーロッパ航空防衛宇宙産業(EADS・ヨーロッパ航産)のユーロファイター タイフーン3とボーイングのF-15SEに狭まった。

 16日、防衛事業庁のペク・ユンヒョン スポークスマンは「価格入札の結果、総事業費(8兆3千億ウォン)内に進入した機種があり、機種選定のための次の手続きを進める。 事業が進行中なので該当業者を明らかにすることはできない」と明らかにした。

 しかし国防部と該当企業等の話を聞いてみれば、ヨーロッパ航産とボーイングなど2ヶ業者が総事業費である8兆3千億ウォン以下の確定価格を書いて出したことが確認された。 現在開発中のロッキードマーティンのF-35Aは、米国対外兵器販売(FMS)制度により結局確定価格を書いて出すことができないと見られる。 これに伴い、総事業費内で書いて出したヨーロッパ航産とボーイングが最終候補業者になり、ロッキードマーティンの代理販売者であった米国政府は事実上脱落した。

 ペク スポークスマンは「今後、対象企業等と仮契約し、4分野に対する総合評価を実施した後、加重値を適用して最終適格機種を選定する。 この結果を来る9月中旬に防衛事業推進委員会(防推委・委員長 キム・クァンジン国防部長官)に報告する計画」と明らかにした。 ペク スポークスマンは「防推委は結果報告を採択したり差し戻したり、条件を付けて再上程を要求できる」と付け加えた。 防衛事業庁が報告した最終適格機種を、防推委がそのまま採択するかが最大の関心事だ。 この間政府が韓-米同盟を考慮して米国で開発中のF-35Aを選定するという予想が多かったためだ。

 両機種の中で、ユーロファイターは空中戦と滞空能力に優れているという。 ヨーロッパ航産は韓国政府の購買目標機数である60機中の53機を韓国内で生産し、20億ドル(2兆2千億ウォン)を韓国型戦闘機事業に投資すると約束した。 F-15SEは武装能力が優れており、すでにF-15Kを60機を運用しているため価格と費用面で有利と言う。 また、韓-米同盟と最近の戦時作戦統制権返還再延期の動きがF-15SEの最も大きな強みだ。

ユーロファイター タイフーン3

キム・キュウォン記者 che@hani.co.kr

https://www.hani.co.kr/arti/politics/defense/599848.html 韓国語原文入力:2013/08/16 21:13
訳J.S(1043字)

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