国家情報院選挙介入疑惑国政調査日程が失敗に終わる危機に処した中で、市民社会と宗教界などでは国政調査跛行に対する怒りの声が高まっている。
‘国家情報院政治工作大統領選挙介入真相糾明および縮小・隠蔽疑惑糾明のための市民社会時局会議’(時局会議)は1日午前、ソウル鍾路区(チョンノグ)通仁洞(トンインドン)の参与連帯欅ホールで記者会見を行い 「国政調査を跛行させたセヌリ党を糾弾する。 国政調査期間を延長しなければならない」と明らかにした。 続いて時局会議は朴槿恵(パク・クネ)大統領が責任ある立場表明を行い、特検を導入する方案なども検討しなければならない」と主張した。 時局会議は「国家情報院事件の真相究明と国家情報院改革をこれ以上政界だけにまかせてはおけない」として、来る3日午後7時、ソウル清渓(チョンゲ)広場で大規模ろうそく集会を開く計画だと明らかにした。
この日午後、ソウル鍾路区(チョンノグ)光化門(クァンファムン)広場では、全国170ヶ余りの障害人権団体で構成された全国障害者差別撤廃連帯の会員たちが‘国家情報院選挙介・入民主主義破壊糾弾’時局宣言を行った。 障害者と障害者人権活動家418人は‘私たちは民主主義を拉致した国家情報院に対する真実糾明を望む’というタイトルで時局宣言文を出し 「今回の事件に対する朴槿恵大統領の公開謝罪を要求する。 大韓民国は民主主義を破壊し憲政秩序を蹂躪した前代未聞の事件に強く怒っている」と明らかにした。
光州(クァンジュ)では宗教家たちが国家情報院の解体などを要求した。 新教、仏教、円仏教、天主教など光州地域の4大宗教の宗教家たちはこの日午前、光州YMCAムジン館で記者会見を行い、「憲法を蹂躪して民主主義を破壊した国家情報院を解体し、朴槿恵政権はこのすべてに責任をとり退かなければならない」と主張した。 この記者会見には円仏教チョン・セワン教務、天主教光州大教区の正義平和委員会委員長イ・ヨンソン神父、光州文彬精舍住職ポプソン僧侶、キム・ヒヨン光州ノムチヌン教会牧師らが参加した。
4大宗教の宗教家たちは 「同じ形式では祈らないが、同じ主題で声を上げることはできる。 国家情報院は第18代大統領選挙で自ら法を犯し国家機関であることを否定してしまい、これを糾弾する声はロウソクとともに燃え上がっている」と明らかにした。 彼らは引き続き「国家情報院は人権を弾圧した恥ずかしい過去を清算するどころか、世論歪曲まで行った。 国家情報院の背に負われて誕生した朴槿恵政府もまた合法的政権とは言えない」と指摘した。
大田(テジョン)ではこの日午後7時、中区(チュング)銀杏洞(ウネンドン)で国家情報院不法大統領選挙介入真相糾明と民主主義守護のための第9回ロウソクのあかり文化祭が開かれた。 この行事では市民300人余りがロウソクをもって‘国家情報院の解体’を要求した。 市民らは大田駅まで行進し、ナム・ジェジュン国家情報院長罷免および国家情報院解体を繰り返し要求した。 パク・スンホン記者、光州、大田/チョン・デハ、ソン・インゴル記者 abcd@hani.co.kr