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‘国家情報院 大統領選挙介入 国政調査’事実上 失敗…民主 "場外闘争を併行"

登録:2013-07-31 21:11 修正:2013-08-01 06:59
キム・ハンギル "国家情報院改革国民運動"
1日 ソウル広場で議員総会開催へ
セヌリ "国政調査跛行 意図的攻勢"
キム・ハンギル民主党代表(右から三番目)が31日ソウル汝矣島(ヨイド)の国会で記者会見を行い「非常体勢に突入し院内外で闘争を繰り広げる」と話している。 キム・ギョンホ記者 jijae@hani.co.kr

 国家情報院による大統領選挙介入事件の真相究明のための国政調査聴聞会証人採択のための与野党交渉が31日決裂した。 8月7~8日に予定された聴聞会を正常に進めるには与野党がこの日までに証人採択に合意しなければならなかったが、与野党が折衝に失敗したことにより国家情報院機関報告と聴聞会など国家情報院国政調査の今後の日程が全面的失敗に終わる危機に処した。

 これに対し民主党は、セヌリ党を強力に非難しながら院内交渉と院外闘争を併行する非常体勢に突入すると宣言し、セヌリ党は「民主党場外闘争の本当の意図は国政調査を意図的に跛行させるところにある」として対抗し、与野党が正面衝突の様相に駆け上がった。

 キム・ハンギル民主党代表は証人採択交渉が決裂するや午後に国会党代表室で緊急記者会見を行い 「国民は怒り、民主党の忍耐力は完全になくなった。 国調を正常稼動するために抑えられるだけ抑えて来た。 たった今から非常体勢に突入し、民主主義回復と国家情報院改革のために国民と共に国民運動に立ち上がる」と明らかにした。 キム代表は続けて「セヌリ党は国政調査期間45日中の30日を跛行させた。 3度の跛行と20余日間の国政調査中断、証人採択拒否によりもはや国政調査には期待し難い状況に至った。 さらにこういう重篤な状況にも関わらず、国政調査をまぬがれるために与党が言っている夏期休暇うんぬんは国民と国会を侮辱するものだ」として、院外闘争の不可避性を強調した。 民主党はこれまでチュ・ミエ議員が本部長を務めた‘政治工作真相究明および国家情報院改革運動本部’を‘民主主義回復と国家情報院改革国民運動本部’に拡大改編し、キム代表が直接本部長を務めることにした。 民主党は1日、ソウル広場現場議員総会を通じて院外闘争を始めることにした。

 セヌリ党は民主党の院外闘争宣言に対して「民主党自ら国政調査を放棄する自爆行為」と猛非難した。 ユン・サンヒョン セヌリ党院内首席副代表はキム・ハンギル民主党代表記者会見の直後に記者懇談会を開き「民主党が今回の国政調査でとんでもない疑惑を拡大再生産し、大統領選挙不服の政治攻勢の場にしようとする目的を成し遂げられないからと、最初から不利な形勢をひっくり返そうとしている。 国政調査を意図的に跛行させようとするものだ」と主張した。

 これに先立って国家情報院国政調査与野党幹事であるクォン・ソンドン セヌリ党議員とチョン・チョンレ民主党議員はこの日午前に国会で会って、証人採択問題を調整したが、ウォン・セフン前国家情報院長とキム・ヨンパン前ソウル地方警察庁長官の聴聞会出席を担保する装置を巡り意見が分かれ、合意形成に失敗した。 クォン・ソンドン議員は「民主党の要求を受け入れてキム・ヒョン、チン・ソンミ議員を証人に採択しないことで譲歩したが、民主党が唐突にウォン・セフン、キム・ヨンパン証人が欠席する場合に備えて同行命令状の発給を約束してほしいという提案をして合意形成ができなかった」と話した。 クォン議員は「委員会に欠席した証人に正当な理由があったかなかったかを確かめもせずに、同行命令状発給に合意しようということは委員会が国会法に違反することだ。 民主党は国政調査特別委で得るものがないと判断して場外に出て行くための手順として同行命令発給を云々し、困難に陥らせている」として、民主党側の要求を一蹴した。 反面、チョン・チョンレ民主党議員は「証人の出席を実質的に文書で保障する強制同行命令、そして欠席した時には与野党合意で告発するという保障がなければならず、キム・ムソン セヌリ党議員とクォン・ヨンセ駐中大使を証人として採択しなければならない」と主張した。

キム・スホン記者 minerva@hani.co.kr

https://www.hani.co.kr/arti/politics/politics_general/597857.html 韓国語原文入力:2013/07/31 20:07
訳J.S(1861字)

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