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[単独] 検察、盧泰愚運転手名義口座 追跡

登録:2013-07-18 10:55 修正:2013-07-18 22:38
令状 初めて発給…財産検索に弾みがつく展望
盧泰愚(ノ・テウ)元大統領

 検察が盧泰愚(ノ・テウ 81)元大統領の運転手名義の通帳にあった資金30億ウォン余りを盧前大統領の秘密資金と見て、口座追跡をしていることが17日確認された。

 ソウル中央地検高額罰金集中執行班は、最近裁判所から口座追跡令状の発給を受け盧元大統領の運転手チョン・某氏名義の口座にあった30億ウォン余りの出処を確認している。 検察関係者は「盧元大統領の未納追徴金執行のために口座追跡令状の発給を受けたのは今回が初めてであると承知している」と話した。

 検察は‘犯罪収益隠匿の規制および処罰などに関する法律’違反の疑いで令状の発給を受けた。 検察関係者は 「追徴金執行のために犯罪収益隠匿規制法違反の疑いで口座追跡令状を発行されるのは非常に珍しい事例だ。 国会でいわゆる‘全斗煥法’が通過した趣旨を裁判所が認定したようだ」と話した。

 検察は去る12日‘公務員犯罪に関する没収特例法’(いわゆる全斗煥追徴法)が施行される以前に口座追跡令状を請求して発行された。

 チョン氏名義の怪しい資金は、国税庁が昨年初めに盧元大統領の弟ノ・ジェウ(78)氏の会社であるオーロラCS(旧 ミラク冷蔵)を税務調査して捜し出した。 当時国税庁は職員名義で作られた借名の疑いがある口座15ヶ(7人)を発見し、これらの口座にあった金額だけで計38億8500万ウォンに達した。 この内、チョン氏名義で農協、国民銀行など5ヶの金融機関9口座だけで30億3500万ウォンがあったが、この資金は2005年3月から2009年10月まで口座から全て引き出されていた。 チョン氏の名義で口座が開設された銀行、証券会社など金融会社支店は盧元大統領が住んでいるソウル西大門区(ソデムング)延禧洞(ヨニドン)周辺にある。 チョン氏は1998年から2011年7月までオーロラCS職員になっていたが、実際には盧前大統領の自宅で運転手として仕事をしていたという。

 検察は盧元大統領の息子ジェヒョン氏と去る5月に離婚が確定した前夫人シン・某氏など家族4人が、共同名義で面積346㎡の江原道(カンウォンド)平昌郡(ピョンチャングン)所在のリゾートのコンドミニアムを所有しているという疑惑も調査中だ。 また、ジェヒョン氏名義の規模318㎡のソウル延禧洞(ヨニドン)の建物と322㎡の大邱市(テグシ)智妙洞(チミョドン)のアパートも秘密資金で購入した可能性があると見て確認中だ。 これら不動産の価格はそれぞれ30余億ウォン、3億ウォン程度と言う。 1997年に最高裁で確定した盧元大統領の追徴金は2628億9600万ウォンだ。 盧元大統領はこれまでに2397億ウォンを納め、231億ウォン余りが未納となっている。

 盧元大統領は1990年に姻戚だったシン・ミョンス前新東方(シンドンバン)グループ会長に230億ウォンを預け、利子などを含めれば現在654億ウォン余りに達するとし、検察がこれを明らかにすれば残った追徴金を納めると主張している。 盧元大統領の夫人キム・オクスク(78)氏は先月、検察にこの金を還収してほしいと要請しもした。 キム・ウォンチョル記者 wonchul@hani.co.kr

https://www.hani.co.kr/arti/society/society_general/596199.html 韓国語原文入力:2013/07/18 08:54
訳J.S(1463字)

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