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裁判所 "弟ノ・ジェウは借名株式を売却せよ"盧泰愚 未納追徴金 回収の道が開かれた

登録:2013-05-24 00:03 修正:2013-05-25 08:35
額面価5千ウォンで計算すれば17億ウォンに
盧泰愚(ノ・テウ 81)前大統領

盧泰愚(ノ・テウ 81)前大統領が未納した追徴金を検察が追加回収できる道が開かれた。

 ソウル中央地裁民事51単独ソン・フンス判事は23日、ソウル中央地検が盧泰愚前大統領の弟ジェウ(78)氏を相手に提起した株式売却命令申請をほとんど受け入れ 「ジェウ氏が借名で保有したオーロラCS会社の株式33万9200株(1株当り額面価5000ウォン)を売却せよ」と決めた。

 盧泰愚 前大統領は1988年初めと1991年の2度にわたり弟ジェウ氏に120億ウォンを渡し管理を任せた。 ジェウ氏はこの金で冷凍倉庫業者ミラク冷蔵(現、オーロラCS)を設立したと言う。 盧泰愚 前大統領は反乱・内乱とわいろ授受などの疑いで、1997年4月最高裁で懲役17年と追徴金2628億ウォンの確定判決を受けた。

 1999年検察は盧泰愚 前大統領が弟に渡した金を追徴するためにジェウ氏を相手に取立金請求訴訟を起こし、2001年ソウル高裁は「ジェウ氏は検察に計120億ウォンを支払う義務がある」と判決した。 検察は10年後の2011年には、ジェウ氏が会社の株式39万5200株を息子のホジュン氏名義で39万5200株、姻戚のイ・フンス氏名義で5万6000株、後輩のパク・某氏名義で5万6000株を保有している事実を明らかにし、裁判所から株式差押え命令を受け取った。 ホジュン氏らが差し押さえ命令が不当だという訴訟を提起したが、去る9日最高裁でホジュン氏らの請求を棄却した原審を確定した。

 これを根拠に検察は去る21日、株式売却命令を申請し、この日裁判所が「ホジュン氏名義の28万3200株とイ・フンス氏名義の5万6000株はジェウ氏所有の株式と認定される」として売却命令を下した。 パク・某氏が所有する5万6000株はジェウ氏の借名株式と見るのは難しいとし除外した。

 今回の決定が確定すれば検察の委任を受けた執行官がオーロラCS株式を強制売却することになる。 オーロラCSは上場会社ではなく売却金額がどの程度になるかは分からない。 ただし額面価5000ウォンで計算すれば33万9200株を売却する場合、16億9600万ウォンを回収できることになる。

盧泰愚 前大統領は追徴金2628億ウォン中、231億ウォンをまだ払っていない。

イ・ギョンミ記者 kmlee@hani.co.kr

https://www.hani.co.kr/arti/society/society_general/588841.html 韓国語原文入力:2013/05/23 20:53
訳J.S(1142字)

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