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検察、ウォン・セフン前国家情報院長 令状請求

登録:2013-07-06 07:44 修正:2013-07-06 10:08
建設業者から億ウォン台 受け取った疑い
ウォン・セフン前国家情報院長

 ソウル中央地検特捜1部(部長ヨ・ファンソプ)は建設業者代表から工事受注の便宜を図ってほしいという請託と共に億ウォン台の現金などを受け取った疑い(特定犯罪加重処罰法の斡旋収賄)でウォン・セフン(62・写真)前国家情報院長の拘束令状を5日請求した。

 検察はウォン前院長が国家情報院長に就任した2009年2月以後、ファン・ボヨン(62・拘束起訴)前ファンボ建設代表から数回にかけて数千万ウォンずつ総額1億ウォン余の現金と純金・ブランドカバンなど5000万ウォン相当の金品を受け取ったと見ている。 検察は最近ファン氏から 「公企業や大企業が発注する工事受注に便宜をはかってもらうことを期待してウォン前院長に億ウォン台の現金を渡した」という陳述を確保した。

 検察はファンボ建設が2010年7月韓国南部発電が発注した三陟(サムチョク)グリーンパワー発電所第2工区土木工事とホームプラスの仁川(インチョン)研修院設立基礎工事を受注する過程で、ウォン前院長がファン氏の要請を受けて影響力を行使した情況を捕捉したと言う。 検察は特に山林庁がホームプラスから京畿道(キョンギド)龍仁市(ヨンインシ)の土地を譲り受け、国有地である研修院建設予定敷地を譲渡する時、ウォン前院長が介入したと疑っている。

 検察は去る4日、ウォン前院長を呼んでファン氏から事業の便宜を見てほしいという請託と共に金品を受けたかなどを集中追及した。 だが、ウォン前院長は金品授受疑惑を否認した。 ウォン前院長は検察の調査を受けた後、取材陣に「(ファン氏から)贈り物は一部受け取ったことがある。 永く懇意にしている関係なので、私も(贈り物を)やりとりする間柄だ。 誕生日の贈り物は受け取ったことがあるが金を受け取ったことはない」と話した。

 斡旋収賄は公務員が職務に属する事項の斡旋に関し、金品や利益を授受・要求または約束した時に適用され、5年以下の懲役または1000万ウォン以下の罰金に処するよう定めている。

 検察はウォン前院長と家族などの口座を追跡してファン氏から受け取った資金の流れを綿密に調べている。 また、ウォン前院長が元請け業者などに影響力を行使する過程で動員された国家情報院職員がいるかも確認している。

キム・ソンシク記者 kss@hani.co.kr

https://www.hani.co.kr/arti/society/society_general/594627.html 韓国語原文入力:2013/07/05 21:45
訳J.S(1117字)

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