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ファンボ建設代表 "ウォン・セフンに億台の現金渡した" 陳述

登録:2013-07-03 12:20 修正:2013-07-04 07:08
検察、ウォン前院長 4日 出頭通知
犯罪事実があらわれれば令状請求へ
ウォン・セフン前国家情報院長. カン・チャングァン記者 chang@hani.co.kr

 ウォン・セフン(62)前国家情報院長の個人不正疑惑を捜査中のソウル中央地検特捜1部(部長 ヨ・ファンソプ)は、建設業者から億台の現金を受け取った疑いと関連してウォン前院長に4日に出頭するよう通知したと2日明らかにした。 検察はウォン前院長を調査した後に犯罪事実が確認され次第、事前拘束令状を請求する方針だ。

 国家情報院職員に不法な大統領選挙介入活動を指示した疑いが明らかになりながら論難の末に不拘束起訴されたウォン前院長が、結局は個人不正疑惑で拘束されるかが注目される。

 検察は数十億ウォンの会社資金を横領して架空の借入をした疑いで先月24日に拘束起訴したファン・ボヨン(62)前ファンボ建設代表から、公共工事受注に努力してほしいという請託などと共にウォン前院長に数回にわたり億台の現金を渡したという陳述を確保したと言う。

 ファン前代表はウォン前院長が国家情報院長に就任した2009年2月以後、公企業や大企業が発注する大型建設工事の下請業者として参加する過程で、工事受注に力添えを受けることを期待して高価な贈り物だけでなく億台の現金も渡したと検察に述べたと伝えられた。

 検察はウォン前院長を相手にファン前代表の請託を受け、実際に元請企業等に工事発注に関する圧力を加えたり請託をしたのか、その代価としてファン前代表から金品を受け取ったのかなどを集中調査する予定だ。 検察は金品の対価性の有無を判断し、ウォン前院長に対して包括的わいろ授受や斡旋収賄容疑を適用する方案を検討中だ。

 検察はこの間ファンボ建設が2010年7月に韓国南部発電が発注した三陟(サムチョク)グリーンパワー発電所第2工区土木工事とホームプラスの仁川(インチョン)研修院建設基礎工事を受注した過程で、ファン前代表がウォン前院長に請託を入れたという疑いを捜査してきた。 検察はこれと関連して、ホームプラスから京畿道(キョンギド)龍仁市(ヨンインシ)の土地を受け取り国有地である研修院建設予定敷地を譲渡した山林庁を最近押収捜索し関連資料を確保して、ホームプラスのイ・スンハン総括会長を召還調査した経緯がある。

 検察はファン前代表が横領した会社資金が数十億ウォンに達する点から推測してみる時、このようにして用意した秘密資金で広範囲にロビー活動をしたものと疑い、ウォン前院長以外に他の政・官界の人々に渡した金品有無に捜査を拡大している。

 ファン前代表は2009年2月~2011年10月ファンボ建設とファンボ総合建設法人の資金23億ウォンを引き出し、会社の財務諸表を偽装し2011年12月~2012年2月に金融機関から43億7200万ウォンを架空借入した疑いで拘束起訴された。 キム・ジョンピル記者 fermata@hani.co.kr

https://www.hani.co.kr/arti/society/society_general/594191.html 韓国語原文入力:2013/07/03 08:05
訳J.S(1360字)

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