韓・米首脳 "北が変わらなければ" 圧迫 共助…中国、金融制裁で加勢
オバマ "北、危機では譲歩を得られない"
対話誘導 提案 予想を裏切る
中国、朝鮮貿易銀行口座 閉鎖
武大偉 "北 非核化が必要"
北はどのような反応を見せるか 関心
韓国、米国、中国が大きな枠組みの共感の中で対北韓圧迫に乗り出した様相だ。 7日(現地時間)会談で韓・米首脳は‘北韓が先に変われば対話ができる’という立場を公式確認した。 また、この会談の直前に中国銀行は北韓朝鮮貿易銀行の口座を閉鎖した。 北韓がこのような圧迫の動きにどのように反応するかに関心が集中している。
韓・米首脳は会談で北韓が対話を望むならば‘先に’変化を見せなければならないという点を明確にした。 オバマ大統領は記者会見で「韓・米両国は北韓と外交的に対話して信頼を構築する準備をしている。 しかし北韓が危機を作り出して譲歩を得られる時代はもう終わった」と言い切った。 これは今回の会談で最近の韓半島緊張高揚状況と関連して対北韓対話のための電撃的提案が出てくるかもしれないという予想に反することだ。
このような流れは中国の行動にも明確に現れている。 韓-米首脳会談直前の7日、中国銀行は北韓の朝鮮貿易銀行に口座閉鎖およびすべての金融取引中断を通知した。 中国銀行は中国の最大外国為替取引銀行であり、朝鮮貿易銀行は北韓の対外金融業務を総括する所として知られている。 今回の口座閉鎖は中国銀行の独自決定と知らされたが、中国政府がこれを止めなかったという点で事実上の対北韓制裁と見なされている。
中国が韓-米の対北韓制裁に参加する可能性があるということは、最近３ヶ国間の頻繁な接触でもある程度暗示されていた。 去る一ヶ月間に韓国のユン・ビョンセ外交長官とイム・ソンナム韓半島平和交渉本部長、米国のジョン・ケリー国務長官とデビッド・コーエン財務部テロ・金融担当次官が相次いで中国を訪問した。 中国の武大偉 韓半島事務特別代表(6者会談中国代表)も米国を訪問した。 この連鎖会合の最大懸案は、対北韓政策の調整だった。 特にケリー長官とコーエン次官は中国に対北韓制裁を強く注文した。
中国内部の変化の雰囲気もあちこちで感知されている。 去る1日イム・ソンナム本部長と会った武大偉特別代表は「北韓の核兵器保有は容認できず、北韓の非核化が必要だという韓・米の立場と中国の立場が一致する」と話した。 特に中国は北韓の非核化を圧迫するために国連安全保障理事会の決議を履行しなければならないという点を政府内で回覧したと言う。
もちろん中国の雰囲気変化が直ちに韓-米と戦略的利害を共にするとは見難い。 8日、華春蛍 中国外交部スポークスマンは定例ブリーフィングで「中国が北韓により一層大きな影響力を行使しなければならない」と話した朴大統領の前日発言に対して「中国は地域安保と関連した重要問題で一貫して公正で責任ある態度を示した」として、韓・米の立場とは一線を画した。
問題はこのような３ヶ国の圧迫に北韓がどのように反応するかということだ。 政府と専門家たちは、短期的には北韓が反発することにより対話は容易ではないだろうと展望した。 キム・ヨンヒョン東国(トングク)大教授は「このような状況では名分を重視する北韓がすぐには出て来にくいだろう。 直ちに何らかの突破口を探すことは容易でなく見える」と展望した。 さらにこのような国際的流れが一日二日では変わり難いと見える。 政府のある官僚は「北韓は去る2月以後、緊張高揚を通じて何かを勝ち取ろうとしたが、それは周辺国がもはや受け入れられないことだ。 今回の流れが今後もかなり長く持続するだろう」と話した。
中国まで加勢した対北韓圧迫が持続するならば、北韓が長く持ちこたえることは難しいという観測もある。 ヤン・ムジン北韓大学院大教授は「その場は北韓が反発するだろうが、結局は開城工業団地などを活用しながら対話局面に出てくるだろう。 対北韓制裁を緩和する方案を探さざるを得ないだろう」と予想した。
キム・キュウォン、キル・ユンヒョン記者、北京/ソン・ヨンチョル特派員 che＠hani.co.kr
訳J.S(1951字)
