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晋州医療院から転院した患者、2日後に死亡

登録:2013-04-18 23:05 修正:2013-04-19 06:56
慶南道(キョンナムド)議会、解散条例案処理 6月に延期
103年の歴史を持つ晋州(チンジュ)医療院

慶南晋州(チンジュ)医療院に入院していた80代のおばあさんが近隣病院に移って二日後に亡くなった。 慶南道公務員たちが退院を勧めたという主張が出ていて論難が起きている。

 18日慶南道の発表によれば、脳卒中などで昨年10月18日から晋州医療院に入院していたワン・某(80)おばあさんが16日午後、周辺のM老人病院に移ったが、43時間後の18日午前6時40分頃に亡くなった。

 全国保健医療産業労働組合は声明を出して「慶南道は去る2月26日に廃業方針を発表した後、道庁の公務員たちを動員して患者と家族に絶えず転院を強要してきた。 一人の患者であっても最後まで責任を負うというホン・ジュンピョ慶南道知事は患者の死の前に謝罪して、患者を死に追いやる強制退院推奨行為を中断せよ」と要求した。

 これに対して慶南道はワンおばあさん側に退院を勧めたことはないと否認した。 チョン・ジャンス慶南道公報特別補佐官は「ワン氏を移したM病院の専門医が明らかにした死因は中風後の老衰であるから、病院を移ったこととは関係ない。 16日午前に患者の保護者が退院を要請し、午後1時15分頃に近所の病院に移った」と話した。 ホ・テヨル大統領秘書室長は午後国会で開かれた大統領秘書室・国家安保室業務報告で「家族が‘退院させてほしい’と言って退院になった。 ワン氏を強制的に退院させたりはしていないと報告を受けた」と話した。

 だが、ワン氏の息子パク・某(56)氏は「母が病院を移る前は血圧など状態が安定的であったのに、このようになるとは思わなかった。 (晋州医療院の)医師が病院を移ればストレスで状態が急激に悪くなることがありうると言った」と話した。

 慶南道議会の与野党代表は‘晋州医療院解散条例案’を18日に本会議に上程するものの、処理は次の次の臨時会本会議が開かれる6月18日に延期することに暫定合意した。 しかし、セヌリ党の一部道議員が反発してこの日夜遅くまで最終妥結できないまま陣痛を味わった。

昌原(チャンウォン)/チェ・サンウォン、キム・イルウ記者、キム・ヤンジュン、キム・ナムイル記者 himtrain@hani.co.kr

https://www.hani.co.kr/arti/society/society_general/583574.html 韓国語原文入力:2013/04/18 22:33
訳J.S(1049字)

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