数十億ウォン台 海外秘密資金 運用疑惑が明らかになったハン・マンス公正取引委員長候補者が25日午前、辞意を表明しながら‘辞退の弁’を発表した。
ハン候補者は‘辞退の弁’を通じて「私の公取委員長職実行の適合性を巡り論議が提起され、国会聴聞会の日程さえ決まらないまま長時間が経過しており、これによって政府の順調なスタートに支障を招いている。 これに対し、今の時点で公取委員長候補者の地位を辞退して、本業である学校に戻り学者として国家と国民のためにできる仕事をしようと思う」と明らかにした。
ハン候補者は数年間にわたり数十億ウォンに及ぶ巨額の秘密資金口座を運用していたと<ハンギョレ>が報道すると辞退を決心した。 <ハンギョレ>は25日付新聞で1面トップ記事にハン候補者が国外で数年間にわたり数十億ウォンに及ぶ巨額の秘密資金口座を運用し脱税してきた疑いが明らかになったと報道した。 ハン候補者は24日夜から<ハンギョレ>が自身の海外秘密資金口座関連報道をするという事実を知り去就を悩んだと伝えられた。
ハン候補者が国外秘密資金口座運用疑惑で自主的に辞退したことにより朴槿恵(パク・クネ)政府スタート以後に落馬した高位閣僚級候補者は7人に増えることになった。 これに伴い、朴槿恵大統領の人事検証不良論難に再び火がつく展望だ。
クァク・ジョンス先任記者 jskwak@hani.co.kr