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"キム・ジョンフン、韓国語の上手な米国人に過ぎぬ"

登録:2013-02-19 17:59 修正:2013-02-19 23:52
"CIAと深い関連ある人物"なる疑惑提起も
17日、未来創造科学部長官候補に指名されたキム・ジョンフン アルカテル-ルーセント ベル研究所社長。写真は2011年9月中国遼寧省大連で開かれた夏のダボスフォーラムで「科学を通しての成長」というテーマで講演する姿。 新華ニューシス

二重国籍状態であるキム・ジョンフン(53)未来創造科学部長官候補者が米国中央情報局(CIA)と関連があるという主張が出てきた。

 イ・ソクキ統合進歩党議員は18日報道資料を出して「キム候補者は過去にCIAが設立した<インキュテル>の創立に関与し、少なくとも2005年までは理事を務めるなど米国CIAと深く関係した人物であることが確認された」と主張した。 イ議員は「米国CIAをはじめ米国の軍産複合体の利益のために仕事をしてきたキム候補者に我が国の情報通信分野をはじめとする先端技術を育成し国家の核心施設を担当する部署の首長としての資格があるのか、根本的に問わざるを得ない」として朴当選人に指名撤回を要求した。 インキュテルは米国CIAが必要とする技術をシリコンバレー式ベンチャー投資形式でかき集める軍産複合体企業といわれる。

 15才の時に米国に移民して以来、米国人として生きてきたキム候補者が長官職任命のために去る14日韓国国籍を回復しはしたけれども、国家の各種機密を扱う長官候補者としては不適切だという指摘が出ている。 18日午前、キム候補者は一時はリアルタイム ツイッター検索人物で朴槿恵(パク・クネ)(1位)に次いで4位を記録しもした。 キム候補者関連の記事に付けられたコメントは憂慮一色だ。 ポータルサイト ダウムに露出した関連記事にネチズン "Daum Park" は「3日前に初めて韓国人になった者が長官だという。 この国のやることは実に滑稽だ」とコメントを書き、推薦数1873回を記録した。

 さらにネチズン "ドットプリンタ" は「世界化時代だから外国出身の長官を起用することに反対はしない。しかし米国将校として7年間勤めた人間が果たして大韓民国の安保と利益だけのために献身するだろうか?  私はしないと見る。 二重国籍者」と憂慮を表した。 キム候補者は米国でコンピュータ・通信関連のベンチャー会社を設立・運営して売却し、米海軍将校として任官して核潜水艦などでも7年間勤務した。

 この他に「いっそのことロバート ハリーの方が愛国心がありそうだ」(再び君だけ)、「大統領も輸入して使おう」(見知らぬ他郷)といった皮肉も出ている。 金大中政府で科学技術部長官を務めたキム・ヨンファン民主統合党議員は「キム候補者は韓国語が上手な米国人」として「韓国を米国の51番目の州として編入させようということではないかと思われる」と批判した。 キム議員は18日午前、ラジオ<平和放送>の「開かれた世の中、今日、ソ・ジョンビンです」に出演して「キム候補者がわが政府の現実、科学政策、産業技術風土をあまりにも知らな過ぎる可能性がある。 次官を先にさせて国内の懸案・政策に対する検証をしてから長官をさせるべきだった」と主張した。

しかし<東亜日報>が「米 ベンチャーの伝説、祖国が召還」というタイトルで好意的に報道するなど、保守新聞はキム候補者指名を擁護した。

ホ・ジェヒョン記者 catalunia@hani.co.kr

https://www.hani.co.kr/arti/politics/politics_general/574368.html 韓国語原文入力:2013/02/19 00:35
訳A.K(1527字)

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