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第18代大統領就任式(25日)を一週間余り後に控えた17日午後、就任式舞台が設置中のソウル汝矣島(ヨイド)の国会本館に就任式を知らせる大型垂れ幕と太極旗が掲げられている。 カン・チャングァン記者 chang＠hani.co.kr

　朴槿恵(パク・クネ)大統領当選人が政府組織改編案に関する与野党交渉が終わっていない状況で長官候補者の指名を強行したことについて野党の反発が強い。 セヌリ党と民主統合党は17日午後、政府組織改編案をめぐって談判を行ったが、改編案が朴槿恵政府スタート前の最後の本会議である18日に処理されるか否かは不透明な状況だ。

　パク・キチュン民主党院内代表は17日内閣発表直後に国会で記者懇談会を開き「交渉の余地をなくそうということか、真に残念なことこの上ない。 野党に白旗も揚げろいうことに他ならず遺憾だ」と明らかにした。 パク院内代表は「当選人が原案固守というブレーキをかけたせいでセヌリ党交渉チームはいささかも融通性を持てずにいる。 膠着状態を解くためには当選人が柔軟な立場を提示し与党に交渉するよう指示しなければならない」と話した。 ユン・クァンソク民主党院内スポークスマンも国会ブリーフィングで「政府組織法が国会で通過してもいない内に新設されてもいない部署の長官人選を強行した。 明白な国会立法権の侵害であり政府組織法立法を強行するという圧迫・脅迫性の発表」と批判した。

　これに対してセヌリ党は民主党が‘足首つかみ’をしていると反論した。 イ・チョルウ セヌリ党院内スポークスマンはブリーフィングで「政府組織法と関連して民主党は新設される未来創造科学部や海洋水産部に対しては反対の声がなかった。 ただし、その内容に何を入れるのかについてだけ異見がある。 政府が変わるたびに行ってきた慣例どおり、長官候補者を発表したまで」と反論した。 イ院内スポークスマンはまた「民主党は新政府スタートに積極的に協力すると口では言いながら裏では非協力的な態度を見せており非常に遺憾だ。 民主党がこれ以上足首つかみをしないと言っているので積極的な協力を頼む」と語った。

　午後5時イ・ハンク セヌリ党院内代表とパク・キチュン民主党院内代表は最後の談判を行ったが、与野党間の神経戦で18日の本会議処理は不透明な状況だ。 談判では放送通信委員会が掌握した放送通信関連振興および規制政策を未来部に移管する問題が最も大きな争点として議論されるものと見られる。 民主党はこれに先立ち、政府組織改編案と関連して△国家清廉委員会など反腐敗機構の新設および検察改革△中小企業庁の中小商工部への格上げ、および金融政策の振興および規制分離△放送通信委員会の独立性保障△原子力安全委員会の独立機構化△通商機能の産業部処への移管反対△教育部の産学協力機能存続など6種類の要求案を提示している。

　政府組織改編案が18日午後に予定された本会議で通過しない場合、法案処理は就任式以後の26日の本会議に延ばされる。 この場合‘朴槿恵政府’スタートに支障が生じ、セヌリ党としては相当な負担を抱くことになる。

ソンチェ・ギョンファ記者 khsong＠hani.co.kr