国務会議で無窮花大勲章授与 議決
1人当り金190匁・金価格だけで4100万ウォン超える
北韓が3次核実験を強行した12日、李明博大統領夫妻が国内最高等級勲章である無窮花大勲章を受けとることにした。 李大統領の最側近であるチェ・シジュン前放送通信委員長と姻戚であるチョ・ヒョンジュン 暁星グループ社長などに対する‘セルフ赦免’に続き起きたことであり、任期末‘セルフ勲章’論難まで起きている。
政府は12日キム・ファンシク国務総理の主宰で閣僚会議を開き、このような内容を含む栄誉授与案を審議議決した。 1948年に制定された叙勲法(第10条)は「無窮花大勲章は我が国の最高勲章として大統領に授け、大統領の配偶者と(前現職)友邦の元帥および配偶者にも授けることができる」と規定しており、現職大統領は法的にこの勲章を受け取ることになっている。 金泳三、金大中、盧武鉉大統領など歴代大統領は全てこの勲章を受け取った。 大統領夫人が受け取ることは選択事項だ。
しかし、イ大統領が任期末に国家最高等級勲章を自身に与えるという点で世論の視線は冷たい。 特に夫人キム・ユンオク氏とともに受け取ることも世論の矢を自ら招来した。 無窮花大勲章は使われる金だけで190匁で、銀110匁と紫水晶・ルビーなどの宝石まで入る。 1人当りの金価格だけで4100万ウォン(一匁、21万余ウォン基準)を超える。 特に、先月29日世論の反対を無視してチェ・シジュン前委員長など最側近不正人士を大量に赦免した後に続いたことであるため非難の程度はより一層強い。 盧武鉉前大統領夫妻は他の前職大統領が任期初めにこの勲章を受けたこととは違い、任期末である2008年1月にこの勲章を受け取り、当時野党であるハンナラ党(現セヌリ党)は「身内で祭りを行うようだ」とし非難した経緯がある。
今回の機会に無窮花大勲章授与制度を変えなければならないという指摘も出てきた。 国家最高等級勲章であるものの大統領に対象者が限定されていて、且つ自動的に授与される結果、勲章の権威があまりない。 事実上の大統領専用勲章であるわけだ。 フランスの最高栄誉勲章であるレジオンドヌール勲章は最高の軍事的・文化的功績を残した人々に与えられる。
この日閣僚会議ではナロ号開発に参加した64人にも各種勲・褒賞を与えるよう議決した。 当初キム・ファンシク国務総理と政府部署長・次官など104人に勲章を授ける案件が共に上程される予定だったが、追加検討が必要という理由で延期された。
アン・チャンヒョン、キム・キュウォン記者 blue＠hani.co.kr
訳J.S(1328字)
