‘正修奨学会秘密会合対話録’を報道したハンギョレ新聞社を相手に文化放送が損害賠償訴訟を起こしたことに対して、ハンギョレ新聞社が24日ソウル西部地方裁判所に反訴を出した。 文化放送が放送を通じて<ハンギョレ>の報道を‘歪曲’と言ったことに対して1億ウォンの損害賠償と訂正報道を要求する内容だ。
ハンギョレ新聞社は訴状で 「<文化放送>は事実を歪曲しながら密室合意の主体である一部最高経営陣の利益に符合する虚偽報道を行い、ハンギョレ新聞社の名誉を深刻に傷つけた」と明らかにした。
ハンギョレ新聞社が挙げた文化放送の代表的な虚偽・歪曲報道は「チェ・フィリプ正修奨学会理事長は正修奨学会が売却する文化放送株式持分を全国大学生の意味に解釈される‘全員’に半額授業料をしてあげられると話したのに、<ハンギョレ>が文脈を巧妙に歪曲して、あたかも特定地域(釜山・慶南(キョンナム)の)大学生だけのための奨学金として使うかのように報道した」という内容だ。 ハンギョレ新聞社は対話録に登場するチェ理事長の発言を提示して、文化放送の報道は歪曲だと指摘した。 対話録を見れば、チェ理事長は「さっき釜山・慶南だけで学生数が何人か調べろと言ったが、それをすれば、イ(・ジンスク)本部長が言った通り、利子が200億程度出てくればそれで十分に全員半額授業料にしてあげられると思う…金を受け取って釜山・慶南地域の大学生に半額授業料を与えようかと言う話だ」と言った。
ハンギョレ新聞社は文化放送のこの報道が全国言論労働組合大統領選挙公正報道実践委員会(委員会)が一週間毎に選定する最悪の大統領選挙報道に選ばれた点を指摘して、「録音収録全文を見れば明らかに知りえる内容を歪曲して、逆にハンギョレを非難」したという委員会の論評も付け加えた。
キム・テギュ記者 dokbul@hani.co.kr