ジョエル ウィット前米国国務部北韓担当官は22日(現地時間) <ハンギョレ>とのインタビューで今回の安保理決議の実効性に疑問を表わし「制裁一辺倒よりは外交と均衡を合わせた接近が要求される」と語った。 ウィットは北韓との対話を重視する代表的な韓半島専門家で、ジョーンズホプキンス大 韓米研究所の北韓専門サイトである‘38ノース’を運営している。
-今回の決議をどのように評価するか?
"非常に制限された措置であり、率直に言って北韓に何らかの影響を及ぼせるかは疑問だ。 制裁の重要な目的は外交のための時間を稼ぐことだ。 ところが今は外交が全くないために制裁の効用がない。"
‐北韓の追加発射や核実験の時‘重大な措置’を取るといったが何を意味すると見るか?
"正確には分からないが、米国が要求したものを中国が拒否して、このような表現で妥協を見たようだ。 しかし今回の措置は北韓に及ぼす影響がとても少なく、追加的な挑発を誘発する可能性は高くないと考える。"
-米国が独自制裁に乗り出すだろうか? オバマ2期行政府の対北韓政策が変わる可能性があるか?
"米国は現在は今回の措置に満足しているようだ。 オバマ2期行政府の対北韓政策は非常に不確実だが、1期の時の政策を持続する可能性が高いと見る。 さらに重要なことは新たにスタートする朴槿恵(パク・クネ)政府の動きだ。 国連の制裁決定が終わったので、もう次に移れると見る。 希望を言えば、関連当事国が追加措置を取らなければ(朴当選人の)就任前にこの状況が整理されるはずだ。そうなれば朴当選人が新たな出発をするのに役立つだろう。"
-北韓の核問題解決のためにどんな努力が必要と見るか?
"接近方式を再調整する必要がある。 制裁や圧迫のような制裁を減らし、外交を拡大しなければならない。 韓国の新しい大統領がしなければならないことがまさにこれだ。"
ワシントン/パク・ヒョン特派員