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基準に反した堰設計‘安全揺さぶる’…浚渫だけで毎年3000億 所要

登録:2013-01-18 00:11 修正:2013-01-18 09:52
設計から施工まで不良

 設計から施工まで、4大河川の総体的不良は予想された結果であった。 監査院の17日監査結果を見れば、4大河川に設置された16ヶの堰の内 15ヶで設計不良が確認された。 ターンキー方式の施工過程ではすでに大規模入札不正が明らかになっている。

 監査院は水路を遮っている堰の設計不良を最も強く指摘した。 4大河川の堰は国内で初めて施工される大規模遮水施設(高さ4~12m)だった。 速い水流に耐えるために十分に速度を下げられる鎮水コンクリートと川床保護石積みが設置されなければならないという話だ。 しかし実際の工事を担当した建設業者らは基準に従わず、堰の設計基準を自分勝手に変えた。 建設業者は川幅が数百mに及ぶ4大河川に遮水堰を設置するにあたり、高さ4m未満の小規模遮水堰の基準をそのまま適用した。 結果は堰の安全性低下であった。 水流は減速されず、水の高さも適切に維持されずに堰に亀裂が生じる現象まで起きている。

 結局、4大河川全区間に設置された16ヶの堰の内、15ヶ所で‘安全度低下’判定が出てきた。 梨浦堰を除く15ヶの堰で川床保護石積みが流失した。 陜川(ハプチョン)・昌寧(チャンニョン)堰の場合はその広さが3800㎡に達した。 また底がえぐられる侵食現象もやはり最大20mまで(昌寧・咸安堰)あまねく現れた。

昨年11月19日ソウル環境財団で開かれた‘4大河川堰崩壊開始’記者会見でパク・チャングン関東(クァンドン)大教授が漆谷(チルゴク)堰の水中撮影動画を見せながら調査結果を発表している。 イ・ジョンア記者 leej@hani.co.kr

数百mの川にわずか高さ4mの遮水堰
川床保護石積み流失で侵食最大20m
水位予測を間違って水門も危険
国土部 不良知りながら付け焼刃処方だけ

 しかも国土海洋部はこのような事実が明らかになった以降も、根本的解決策を取らず付け焼刃処方を繰り返しただけだったことが分かった。 川床保護石積みの流失などの被害が確認された後にも、国土海洋部は漠然と川床保護石積みだけを拡張するなど、臨時方便の補修を繰り返しただけだったことが明らかになった。 環境運動連合のイ・チョルジェ政策委員は 「この間、学界と市民社会陣営、野党圏が持続的に4大河川堰の安全性問題を提起したが、国土海洋部はただの一度も誠実な検証に乗り出したことがなかった。 全国各地でいつ崩れるかも知れない爆弾を作ってしまったわけだが、今やその負担はそっくり国民に転嫁されることになった」と話した。

 堰に設置された水門からも異常が発見された。 設計当時の予想水位と実際の水位が異なり、水門が水圧に耐えられない現象が現れたのだ。 漆谷堰・亀尾堰・洛丹堰などは下流の水位が高く、安全性低下で水門を開閉することさえ危険な状況だ。 また、水門を開閉する際に現れる振動現象が高度な水圧に増幅される可能性は設計当時検討さえされていなかったことが分かった。 亀尾堰など12ヶの堰は水門振動による影響を全く検討していなかった。

 監査院は国土海洋部にこのような欠陥を早く是正するよう通知して、関連者に注意を促した。 関東大パク・チャングン教授(土木工学)は 「2011年1次監査当時に予想された問題を当時黙認したために、結局4大河川事業は終えられてしまった」と残念がった。 4大河川事業の実務を担当した韓国水資源公社高位関係者は「監査院の監査内容を綿密に確認し、今後補完対策を出す」と話した。ノ・ヒョンウン記者 goloke@hani.co.kr

https://www.hani.co.kr/arti/politics/politics_general/570256.html 韓国語原文入力:2013/01/17 22:39
訳J.S(1611字)

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