原文入力:2012/02/13 11:38(1352字)
←‘生命の川研究団’調査チームが12日午後、洛東江(ナクトンガン)咸安堰下流の水深を測定するためボートに乗り堰の下流側の川の中心部に向かっている。 調査チームはこの日の調査を通じて川床に当初設計より21mも深いくぼみができていることを確認した。
生命の川研究団など現場調査
韓国水資源公社も深刻性を認定
4大河川事業で建設された洛東江、昌寧(チャンニョン)・咸安堰の下流側川床に強い水流で最大深さ21mのくぼみがえぐられたことが明らかになった。このくぼみは拡大を続けており、このまま放置すれば堰構造物の下まで食い込み、結局は堰を崩壊させるという憂慮が高い。
生命の川研究団、洛東江守り慶南(キョンナム)本部、民主統合党4大河川事業国民審判特別委などが12日、音波により水深を測定する‘GPSエコー
サウンド’を利用して昌寧・咸安堰の下流側の川床の高さを測ったところ、堰の真下から海抜-6mの水準を維持した川床が、下流100余m地点から突然ぽっかり凹んで下流150m地点では海抜-27mまで下がり巨大なくぼみが作られていることが分かった。 設計どおりであれば、くぼみができた地点を含む川底は海抜-6mの水準を維持していなければならない。 現場調査を行った専門家たちは強い水の流れのために川床が堰保護施設(川床保護石積み)の終端部分からえぐられ始め、当初設計より21mも下がったと分析した。
生命の川研究団長であるパク・チャングン関東(クァンドン)大教授(土木工学科)は「川床がえぐられる現象が堰のある上流側に進行するので、このまま放置すれば堰保護施設下の部分まで深くえぐられ、結局は堰が崩壊するだろう」とし「こういう現象は4大河川事業で建設された16ヶの堰の全てで進行しているだろう」と警告した。
昌寧・咸安堰建設施行機関である韓国水資源公社も問題の深刻性を認めた。キム・ヨンウ昌寧・咸安堰事業所長は「昨年8月31日の洪水が終わった直後、川底がえぐられる現象を初めて発見し、先月19日の再測量の結果、昨年初めて発見した時より40mほど上流側まで進んでおり堰保護施設の終端部分まで到達したことを確認した」と話した。水資源公社は川床がえぐられる現象がさらに進行されることを阻むために、堰保護施設の終端部分から最も深く掘られた部分まで続くくぼみの斜面に長さ70m、幅200mの布を敷き、その中にセメントを投入し川床に固定させる計画だと明らかにした。
このような対策に対してパク教授は「臨時方便に過ぎない」としつつ「大型ダム規模の構造物を川に建設しておきながら、対策は小さな堰水準で粗末に作ったために発生した問題である以上、今からでも堰の上・下流に臨時遮水壁を設置して水を完全に取り出した後に岩盤層まで川床を掘り安全措置をしない限りは解決できないだろう」と話した。
昌寧/文・写真 チェ・サンウォン記者 csw@hani.co.kr
原文: https://www.hani.co.kr/arti/economy/economy_general/518711.html 訳J.S