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ファン・ウヨ、イ・ハング "地方区のため" という旧態…予算3710億 増額 顰蹙

登録:2013-01-02 20:17 修正:2013-01-02 22:46
与党実力者・予算決算委議員に "集中"
なければ予算新しく作り
あれば30倍以上膨らまし…
健保支援金 縮小額に匹敵
ファン・ウヨ セヌリ党代表(中央)が24日午前、ソウル汝矣島(ヨイド)の党事務所で開かれた最高委員会議で幅広い不偏不党人事を要請している。 カン・チャングァン記者 chang@hani.co.kr

 国会が1日処理した2013年予算案にも、お決まりの与野党 "実力者" 議員の "地方区のための" 予算が反映された。 国会は今回の予算審議を経て地方区事業予算を当初政府案より3710億ウォン増やした。

 予算案が確定する前には、与野党が福祉予算を大きく拡大することに合意しただけに地方区事業予算が大きく削られるだろうという展望が優勢だった。 しかし実際に蓋を開けてみると、削減どころか、地方の嘆願性社会間接資本(SOC)予算が大きく増えていた。 増えた地方区予算規模は、国防予算縮小分や緑色成長・エネルギー開発および中小企業支援予算をそれぞれ縮小した規模に匹敵する。 健康保険加入者支援金3194億ウォンが減額されたり、基礎生活保障受給者医療費を補助する医療給与経常補助額2824億ウォンが削減されたこととも対照的だ。

 特に親朴系など与党の実力者議員と予算案審査権限のある予算決算特別委所属の一部議員の地方区予算が目に見えて増えている。 ファン・ウヨ セヌリ党代表の地方区である仁川(インチョン)延寿区(ヨンスグ)の場合、当初政府案にはなかった松島(ソンド)稀少金属産業育成インフラ構築と松島コンベンシア2段階造成にそれぞれ20億ウォンが新たに編成された。 松島6・8工区の幹線道路事業にも10億ウォンが新しく編成され、松島海水浴場沿岸遊休地造成事業には当初政府案の5億ウォンから10億ウォン増額された15億ウォンの予算が確定した。

 イ・ハング セヌリ党院内代表の地方区である大邱(テグ)寿城(スソン)甲には、寿城医療地区交通網体系妥当性調査事業費が当初の5億ウォンから何と182億ウォン増額されて187億ウォンも編成された。 親朴系の核心であるソ・ビョンス セヌリ党事務総長(釜山海雲台(ヘウンデ)機張(キジャン)甲)の地方区には海雲台海水浴場沿岸整備事業予算が33億ウォンから2倍の65億ウォンに編成された。 この地域の機張(キジャン)陶芸村観光地造成事業予算も当初の35億ウォンからやはり倍近く増えて68億ウォンが策定された。 朴槿恵(パク・クネ)大統領当選人の地方区だった大邱(テグ)達城郡(タルソン)にある国立大邱科学館の運営費は当初予算から12億ウォン増えて58億9400万ウォンになった。

 予算決算委所属議員の "嘆願事業のための予算分捕り" も目につく。 チャン・ユンソク予算決算委員長(セヌリ党・慶北栄州(キョンブクヨンジュ))の場合、栄州 山養参 テーマランド事業に25億7000万ウォンが追加編成され、栄州地域整備事業などに使われる予算が28億6000万ウォン増えた。 予算決算委のセヌリ党幹事であるキム・ハゴン議員の地方区(京畿安城(アンソン))にも安城農産物流通センター建設に6億ウォンが新たに編成され、クムソク川生態河川復元事業は当初の2億ウォンから43億9300万ウォン増えている。

 予算決算委の民主党幹事であるチェ・ジェソン議員(京畿(キョンギ)南楊州(ナミャンジュ)甲)とパク・キチュン民主党院内代表(京畿(キョンギ)南楊州(ナミャンジュ)乙)の地方区である南楊州も韓牛プラザ事業に20億ウォン、 南楊州雇用センター設置支援事業30億ウォン、南楊州ファドの下水管渠整備事業は28億ウォン増額された。 南楊州下水処理場拡充と生態河川復元事業予算もそれぞれ17億ウォン、20億5000万ウォン増えた。 パク・チウォン前民主党院内代表(全南(チョンナム)木浦(モッポ))の地方区も、木浦大天日塩研究センター支援予算が40億ウォンから10億ウォン増額、木浦大橋の防犯カメラジョン(CCTV)設置に10億ウォンが新しく編成された。

 企画財政部の予算案集計資料が31日午後8時過ぎになってようやく出てきたのも、地方区の嘆願予算を反映させるのに時間がかかったためという指摘も出ている。

ソン・チェギョンファ記者 khsong@hani.co.kr

https://www.hani.co.kr/arti/politics/politics_general/567834.html 韓国語原文入力:2013/01/02 15:08
訳A.K(1939字)

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