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嶺南(ヨンナム)大・国家情報院出身ソウル警察庁長"夜11時に発表 自分が指示した"

登録:2012-12-18 17:10 修正:2012-12-18 18:11
警察内部でも‘朴槿恵(パク・クネ) コネ作り’指摘
キム・ヨンパン(54)ソウル地方警察庁長

 国家情報院職員キム・某(28)氏の選挙介入疑惑に対する警察の‘免罪符性’捜査結果奇襲発表はキム・ヨンパン(54・写真)ソウル地方警察庁長が主導した。 大統領選挙終盤にキム庁長が朴槿恵セヌリ党候補に向かって露骨にコネをつくったという指摘が警察内部から出ている。

 キム庁長は17日記者懇談会で 「警察庁長は私に(発表を)せよ、するなとは言わなかった。 速かに誤解のないようソウル警察庁で判断してやりなさいと言った」として「(報道資料配布を)自分が中心になって判断した」と話した。

 警察が中間捜査結果を発表したのは16日大統領候補テレビ討論が終わった直後の夜11時であった。 警察が公式捜査発表を日曜日の夜が遅くにするのは非常に異例なことだ。 これに対してキム庁長は「この事件は国民的関心事が高い。 どんな分析結果であれ早く知らせることが最も重要と考えた。 ただし、夜がとても遅いのでブリーフィングは無理だと考え、事前の策として11時に報道資料を作った。 大統領候補の放送討論が何時に終わるかは全く考慮事項ではなかった」と話した。

 キム庁長のこうした話はキム氏がコンピュータを任意提出した当時の警察の態度とは全く変わっている。 ソウル警察庁は13日「ソウル警察庁サイバー捜査隊は単純に証拠分析の依頼を受けたので分析後結果を水西(スソ)警察署に通知すれば水西警察署が捜査を進めた後に結果を発表するだろう」と明らかにした。 任意提出させたコンピュータ2台に対する分析は捜査過程の一部に過ぎないので、これに関する報道は自制してほしいという要請だった。 だが、キム庁長は「任意提出されたコンピュータにどんな内容があるのかが焦眉の関心事」として、あたかもハードディスク分析結果が今回の捜査の核心であるかのように報道資料を配布した。

 大統領選挙を前にして微妙な時点で、基本的な捜査もしないままに捜査結果発表を敢行したことについて警察内部ではキム庁長の‘政治的コネ作り’という言葉が出回っている。 匿名を要請した警察庁のある幹部は 「大邱(テグ)出身で次期警察庁長官を狙っているキム庁長が朴候補のために無理をしたという非難が職員の間から出ている」と伝えた。 キム庁長は大邱出身で、朴槿恵候補が理事長を務めた嶺南大を出た。 行政試験合格後、国家情報院に勤めて警察に移った履歴も異彩を放つ。 チョン・ファンボン記者

https://www.hani.co.kr/arti/society/society_general/565904.html 韓国語原文入力:2012/12/18 08:10
訳J.S(1189字)

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