"朴槿恵、ネガティブ質問 敗着
文在寅、存在感示せず
李正姫、抜群だが効果は・・・"
"朴候補 全般的に無難だったが東問西答に、準備原稿棒読みも"
"文候補 温和さが長所だが朴候補と対立点を立てられず"
‘朴槿恵(パク・クネ)セヌリ党候補は準備不足が露見するなど成功できなかったし、文在寅(ムン・ジェイン)民主統合党候補は品位はあったが存在感を見せられなかった。 代わりに李正姫(イ・ジョンヒ)候補だけが抜群の実力を見せつけた。’ 4日、1次大統領選候補法定討論会を見守った専門家たちの大方の意見だ。
朴候補と文候補の二人の正面対決に対しては互角だったという意見と文候補が勝ったという意見が交錯した。 チャン・トクチン ソウル大社会学科教授は「文候補は中道有権者にアピールできる礼儀正しく紳士的な討論態度を見せ、朴候補は両側から攻撃されながらも老獪さを生かし自身の話をした」と評価した。 キム・マヌム韓国政治アカデミー院長は「文在寅候補は候補単一化討論よりもっと出来が悪かった。朴槿恵候補は何度か慌てたように見えた。 結局、朴槿恵と文在寅は似たようなものだった」と話した。しかし時事評論家のユ・チャンソン博士は「上手にした順序で見れば李正姫、文在寅、朴槿恵の順であった。 文在寅候補は平均的にやったし、朴槿恵候補は神経質な反応を示した」と評価した。 クァク・ドンス崇実サイバー大教授も 「朴候補はディテールの部分で足りなかった」として「二人の競争では文在寅候補が優勢」と話した。 反面、チョン・ウォンチェク弁護士は「予想外に対応が上手かった朴槿恵候補が最も良かったと見る。 次に文在寅候補は無難だったが、具体的な返答ができない部分があった。 李正姫候補は討論の品格を落とす人身攻撃的発言がとても多く、最も下手だったと見る」と話した。
個別候補に対する評でも専門家たちの意見は少しずつ分かれた。朴候補についてキム・ヨンチョル仁済(インジェ)大教授は「的外れな答えが多かったし、準備された内容をそのまま読んだり思想論争を提起するなど資質に問題が多かった」と話した。 パク・ウォンホ ソウル大政治外交学部教授は「朴候補は文候補と李候補を一括りにして攻撃しようとしたが、うまくいかなかった。 全般的に準備不足とみられた」と評した。 クァク・ドンス教授は「朴槿恵候補は質問自体がネガティブだったという点で、それが最も大きな敗着だ」と評した。 朴候補が文候補に対して大統領府民政首席時期の釜山貯蓄銀行調査圧力説、子息の公共機関就職特典疑惑、ダウン契約書問題を直接挙論したことを意味する。
文候補に対しては存在感の不足が最も多く指摘された。 キム・ヌング ポリニュース代表は「文在寅候補は朴槿恵候補と李正姫候補の両方の立場で本人のリーダーシップを示すべきなのに、その部分は限界であった。 朴槿恵候補と李正姫候補を導く姿を見せられなかった」と話した。 ユン・ヒウン韓国社会世論研究所調査分析室長は「文在寅は準備された政策を最大限に説明しようとする姿を見せたが、李正姫-朴槿恵の対立点が浮び上がり追撃者として朴槿恵候補との差別性を見せたり、対立角を立てられなかった」と評した。 クァク・ドンス教授は「文在寅候補は意外に緊張した姿が歴然だった。 安哲秀候補との単一化討論トラウマを体験してか、とても慎ましいモードで進みながら存在感が薄くなった感じだ」と明らかにした。 チョン・ウォンチェク弁護士は「文候補は温和な態度で国民の信頼を得たということが長所だが、具体的政策内容や方向を語れなかったのが短所だった」と話した。
李正姫 統合進歩党候補が討論が上手だったということについては専門家たちの意見が一致したが、人身攻撃性発言が逆効果を持たらすという予測もある。 ユン・ピョンジュン韓神(ハンシン)大教授は「李候補は論点中心に鋭い警句の討論能力を見せたことが長所だ。 しかし過度に強力な表現を使って拒否感を起こしたことが短所だ」と話した。 キム・ジョンチョル記者 phillkim@hani.co.kr