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朴槿恵セヌリ党候補、文在寅(ムン・ジェイン)民主統合党候補、李正姫(イ・ジョンヒ)統合進歩党候補(左から)が4日夜、ソウル汝矣島(ヨイド)の文化放送(MBC)で行われた第18代大統領選挙候補テレビ討論会でカメラを見ている。 国会カメラマン団

朴槿恵(パク・クネ) "キム・ソクキ、イ･ジェヨン" 文 "民主労働党" 間違えるや
李正姫(イ・ジョンヒ) "イ・ソクキ、キム・ジェヨン・統合進歩党…礼を守ってほしい"
クォン・ジェホンMBC報道本部長 朴候補控室まで同行

　4日夜、初めてのテレビ討論が開かれたソウル汝矣島(ヨイド)の文化放送(MBC)社屋では例年のように熱を帯びた応援戦が繰り広げられてはいない。 セヌリ党は応援団を送らないと公式宣言し、民主統合党も遊説車両は見られなかった。 統合進歩党だけが遊説車両と選挙運動員が外部から李正姫(イ・ジョンヒ)候補のロゴソングと律動をリリースした。

　朴槿恵セヌリ党候補は両手を合わせて時折右手でジェスチャーを加えながら低いトーンで話した。 語り口はゆっくりだった。 文在寅 民主統合党候補は筆記道具を手に握って時折メモをしながら討論した。 李正姫 統合進歩党候補は速射砲のように速い語り口で同じ時間に他の２候補よりはるかに多くのメッセージを吐き出した。

　朴候補が李候補に質問をしながら、イ・ソクキ、キム・ジェヨン議員を‘キム・ソクキ、イ・ジェヨン議員’と名前を間違って呼ぶとすぐに李候補はこれを正して「礼を尽くしてほしい」と注文した。 文在寅(ムン・ジェイン)候補も統合進歩党を民主労働党と間違って呼びもした。 李正姫候補が朴候補を攻撃的に追い詰めると朴候補は「ネガティブ攻撃をしようと決意して出てきたようだ。 政治攻勢をするな」と要求した。 文在寅候補は朴候補が答えれば「ありがとうございます」と話すなど礼節を守ろうと努める姿だった。

　討論会場に候補らが次々と到着すると放送会社内の緊張感は高まった。 一番早く午後6時30分頃に到着した李正姫候補は入口で支持者200人ほどが連呼する中で満面に笑みを浮かべて放送会社に入った。 その横にはイ・サンギュ議員が同行した。 李候補は7時15分頃、メーキャップを終えて控室に入り、記者たちに「(国民が)本当に苦しくて苦労をしているので、その気持ちを伝えます」と話した。 自宅から出発した朴槿恵候補が6時50分頃に到着して、玄関で手立て札とロウソクのあかりを持って示威を行っていた言論労組組合員が「キム・ジェチョルを保護するな」等のスローガンを叫んだ。 クォン・ジェホン文化放送報道本部長が朴候補を迎えて控室まで同行し、イ・ジョンヒョン公報団長、チョ・ユンソン スポークスマンらが同行した。 国会議員会館から出発した文在寅候補の車両は7時20分頃に到着したが、文候補はすぐには降りず車中で2分程メガネを磨いていた。 記者たちが覚悟を尋ねると「一生懸命やらなければならないですね。 ハハハ」と笑ってみせる余裕を見せたが、‘緊張しているか’という質問には「はい、そうですね」と答えた。 文候補は議員会館で簡単な夕食を終えてメーキャップも終えて来たという。 キム・ウェヒョン記者 oscar＠hani.co.kr