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朴 "統合大統領" …文 "共生の政治" …李 "労働者解決"

登録:2012-12-04 22:39 修正:2012-12-05 09:14
[大統領選候補 初のTV討論] 3候補 冒頭発言

■朴槿恵(パク・クネ)冒頭発言

"中産層70% 国民幸福時代開く"

 今年はとりわけ寒波が厳しく寒い冬になるようだ。 国民の暮らしが難しいのに、より一層大変な冬を送ることにならないか心配になる。 私も最近色々と大きな困難を経験した。 15年間も私を衷心から補佐した人を失った。 この間、私心なく献身的に助けてくれたその犠牲が無駄にならないよう最後まで最善を尽くそうと思う。 多くの慰労を送ってくださった国民に感謝を申し上げる。

 今回の大統領選挙は準備された未来に進むのか、失敗した過去に戻るかを決める重要な選挙だ。 来年にはさらに難しいという警告が聞こえるこの時点で、危機を克服し先進国へ跳躍するには葛藤と分裂でなく国民の心を一つに集める統合の大統領が必要だと考える。 もう時間がない。 また再び組に分かれて既得権を争う競争を止めないならば、私たちは過去へ回帰して経済はさらに悪くならざるを得ない。 難しい状況であるほど力を集めなければならない。 勝ち抜かなければならない。 ただ国民の暮らしを守る民生大統領が必要で、私はその道を行く。 中産層の復元を最高の価値に置き、中産層70%の時代を開く民生大統領になる。 そうして国民幸福時代を開く。

■文在寅(ムン・ジェイン)冒頭発言

"盧前大統領の悲劇も敵対的政治のせい"

 私たちの政治が国民に希望を与えることができなかった。 国民の問題を解決することができなかったからだ。 政治が国民の暮らしとあまりにもかけ離れていた。 そうした点で私を含めて政治をする人々全てが罪人だ。 国民に申し訳ない。 重い責任を感じる。

 私が現実政治に飛び込んだのも現実政治を変化させたい切実な気持ちからだ。 その契機は盧武鉉前大統領の逝去であった。 あまりに敵対的で対決的な政治が引き起こした悲劇だった。 故郷の村に戻って農夫として暮らした前任大統領をそのままにして置かなかった。 セヌリ党は反対者に遮られて弔問もできなかった。 朴槿恵候補も弔問に来たが焼香できずに電話で弔意を表わして帰った。

 対決、敵対政治は双方すべてにある。 自身が上手くやるのではなく、相手方を失敗させて成功する政治、戦う政治が変わらなければ希望がない。 私が政治に乗り出しながら最も多く聞いた話、またもっともしたくなかった話も、なんとか争わないでくれという話だった。 私でも出て行き力を加えようとしてここまできた。 争わず政治報復をしない共生の政治、品格ある政治をしたい。 力を貸してほしい。

■李正姫(イ・ジョンヒ)冒頭発言

"双龍(サンヨン)車・海軍基地、汎政府的対策を"

 2009年3000人余りが整理解雇で追い出された双龍車で23人の犠牲者が出た。 国政調査を極力拒否したセヌリ党、また面談さえ拒否した朴槿恵候補側が、TV討論の直前に‘大統領選挙後に国政調査しよう’と仰ったという。 明日にでもしよう。なぜ大統領選挙の後でなければならないのか? 一日でも急がなければならない。 鉄塔の上に登った労働者の冬が深まっている。 国政調査とは別に汎政府的な対策準備が切実に求められている。 民主政府の10年間、無制限に許され始めた整理解雇と損賠仮差押さえ、労働者は一言も言えない会社整理手続き問題を明らかにしなければならない。 暴力鎮圧を承認した李明博大統領の責任、復職約束の履行を拒否している会社の責任を明確にしよう。 済州(チェジュ)海軍基地、龍山惨事、江原道(カンウォンド)ゴルフ場、全国各地で庶民が泣いている。 全て汎政府的調査が必要なところだ。

 去る5年、これら惨劇を作り出したセヌリ党の再執権、絶対に許容するまい。 再びこのような痛みがないように、民主政府の不足感を乗り越える進歩的政権交替をやり遂げるということが私ども統合進歩党の意志だ。 労働者、農漁民、庶民を生かす政権交替を必ず成し遂げる。

https://www.hani.co.kr/arti/politics/politics_general/563840.html 韓国語原文入力:2012/12/04 22:00
訳J.S(1894字)

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