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大統領選挙 序盤の状況 "朴槿恵が3%p差で先行"

登録:2012-11-29 21:43 修正:2012-11-30 16:59
両キャンプとも同じ分析
安哲秀(アン・チョルス支援とTV討論が
大統領選挙情勢の変数になる公算

 大統領選挙が20日後に迫った29日、朴槿恵(パク・クネ)セヌリ党候補キャンプと文在寅(ムン・ジェイン)民主統合党候補キャンプが揃って‘3%程度の差で朴槿恵候補が先んじている’という同じ状況分析を出した。 12月3日に予定された安哲秀(アン・チョルス)候補の‘真心キャンプ解団式’で出されるメッセージと4日に予定されたテレビ討論が大統領選挙情勢の変数になる展望だ。

 朴槿恵候補選挙対策委の高位関係者は「安哲秀候補辞退以後、最近までの各種世論調査を分析した結果、現在朴候補が文候補を3%差でリードする傾向が続いている」と話した。 この関係者は「文在寅候補が思いがけない強勢を見せた釜山地域で支持率が30%中盤台に下落し、ソウル・京畿(キョンギ)など首都圏で朴・文の両候補がそれぞれ46%程度で同等な支持率を示し、忠清(チュンチョン)と江原(カンウォン)で朴候補の優勢が持続し朴候補の序盤状況が有利に作られた。 安心できる段階ではないが良い兆し」と話した。

 文在寅候補キャンプ関係者も「党独自の世論調査と外部世論調査を世代別投票率まで勘案して推算してみた結果、文候補が3%差で朴候補に先行されているという結論を得た。 安哲秀候補の辞退以後、支持率が揺れ動き今週初めからこのような傾向が続いている」と話した。

 両側の支持層がある程度結集した選挙の最終段階で傾向を変えられる変数としては、まだ態度を決められずにいる浮動層の動きが挙げられる。 各種世論調査で浮動層は有権者全体の8~9%程度と推定される。 文在寅キャンプ関係者は「当初から態度を決められずにいる‘原 浮動層’と安哲秀候補の辞退以後に生まれた‘安哲秀 浮動層’に分かれる。 ‘安哲秀浮動層’は文在寅候補側に8割は変わり得ると見る」と見通した。

 朴槿恵キャンプも同様な分析を出している。 朴候補選対委のある要人は「3%優位は安哲秀候補が文候補支持活動を本格化する場合、逆転されうる不安な優勢だ。 中道層を朴候補支持へ牽引し格差をさらに拡げなければならない」と話した。

イ・テヒ、シン・スングン記者 hermes@hani.co.kr

https://www.hani.co.kr/arti/politics/politics_general/563087.html 韓国語原文入力:2012/11/29 20:18
訳J.S(1093字)

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