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ハンギョレ大統領選挙関連世論調査

文、ソウルで4.5%p 先行…朴、忠清(チュンチョン)・江原(カンウォン)・嶺南(ヨンナム)で優勢
女性は‘朴’ 男性は‘文’ 明確…浮動層4.1%p 減少

　世論調査を通じて朴槿恵(パク・クネ)セヌリ党候補と文在寅(ムン・ジェイン)民主統合党候補支持層を分析した結果、朴槿恵候補は年齢別で50代以上、性別で女性、地域別で嶺南(ヨンナム)と忠清(チュンチョン)・江原(カンウォン)圏で主に強勢を見せた。

　文在寅候補は年齢別で20～40代、性別で男性、地域別で首都圏と湖南(ホナム)圏で強勢を見せた。 今回の大統領選挙で地域と性別、世代で明確な見解の違いが確認されている。

　<ハンギョレ>が11月30日～12月1日、韓国社会世論研究所(KSOI)に委託して行った世論調査の結果、多者構図で朴候補は44.9%、文候補は40.9%の支持率を示した。 分からない・無応答などの浮動層は13.1%に達した。 これは５日前の11月25日に行った同じ調査と比較すると、朴候補支持率には変動がないが、文候補の支持率は36.9%から4％上がり格差を誤差範囲内である4％に縮めたことが目立っている。 分からない・無応答などの浮動層が17.3%から4.1％減ったことから見て、安哲秀(アン・チョルス)候補の辞退以後、大幅に増えた浮動層の一部が時間の経過とともに文在寅候補支持側に態度を変えている流れを読むことができる。

　年齢別に見れば、20代(19才を含む)と30代、40代で文候補の支持率はそれぞれ50.8%と52.8%、46.8%に達した。 反面、50代と60代以上ではパク候補支持率が55.8%と65.5%に達した。 明確な世代差が確認される。 特に5日前の11月25日調査と比較すると、20代で文候補支持率が39.0%から50.8%に11.8％増加したことが際立って見える。 安哲秀(アン・チョルス)候補への支持比率が高かった20代が安候補の候補辞退以後、投票心理が大きく揺れ、文候補支持側に回ってきている流れが読まれる。

　<ハンギョレ>は今回50代を5才単位で細部的に分け支持候補を尋ねた。いわゆる‘486世代’と呼ばれる1960～69年生まれの世代の中で60～62年生まれが50代に進入するためだった。 その結果、50～54才では朴槿恵44.5%、文在寅47.7%で文候補への支持度が高かった。 55～59才区間では朴槿恵69.9%、文在寅18.6%で前半と後半の選択が明確に分かれ、同じ50代の中でも50代前半は40代と、50代後半は60代と支持指向が似た特徴を示した。 韓国社会世論研究所のユン・ヒウン調査分析室長は「年齢別で50代前半は10年前の大統領選挙当時に盧武鉉候補に一方的な支持を送った486の前半世代であり、彼らは依然として野党圏指向であることを確認できた。 朴槿恵候補も文在寅候補も、この点に注目する必要があるだろう」と語った。

　地域的に見れば、ソウルでは朴槿恵40.4%、文在寅44.9%、京畿(キョンギ)・仁川(インチョン)では朴槿恵41.9%、文在寅42.0%で同等だった。 しかし大田(テジョン)・忠清(チュンチョン)では朴槿恵50.4%、文在寅37.9%、大邱(テグ)・慶北(キョンブク)では朴槿恵61.5%、文在寅20.0%、釜山(プサン)・慶南(キョンナム)では朴槿恵54.6%と文在寅32.6%、江原(カンウォン)・済州(チェジュ)では朴槿恵57.0%と文在寅26.9%と現れた。 首都圏と光州(クァンジュ)・全羅(チョルラ)(朴20.3%、文72.2%)を除いては、朴槿恵候補が全て相当な差で優勢を示した。 ５日前の調査と比較すると、今回の大統領選挙の核に浮上している釜山・蔚山(ウルサン)・慶南(キョンナム)と大田(テジョン)・忠清(チュンチョン)地域で文候補の躍進が際立って見える。 文候補は5日前の調査と比較して釜山・蔚山・慶南で13.6％(19.0%→32.6%),大田・忠清で13.7％(24.2%→37.9%)上がった。

　性別で見れば、男性は朴候補支持40.1%、文候補支持44.6%である反面、女性は朴候補49.6%、文候補37.2%で相当な差を示した。 投票意向層でも今回の大統領選挙で必ず投票すると答えた85.3%の回答者中、朴候補支持比率は46.8%で、文候補支持比率(42.9%)より若干高かった。 朴候補側の結集度が文候補側より高いという結果だ。

イ・テヒ記者 hermes＠hani.co.kr