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脱北民 相手に多段階金融詐欺 摘発

登録:2012-10-31 08:07 修正:2012-10-31 10:12

 北韓を脱出して韓国に定着した脱北者らが同じ境遇の北韓離脱住民を相手に多段階式不法類似貸付行為を行い警察に摘発された。

 釜山警察庁外事課国際犯罪捜査隊は30日、中国不動産開発事業に投資した後に投資家を募集すれば元金と共に多額の手当てを与えるとして、北韓離脱住民から巨額の出資を受けた疑い(詐欺など)で北韓離脱住民イ・某(43)氏を拘束し、ホン・某(44)氏など北韓離脱住民15人は不拘束立件、中国人イ・某(51)を手配した。

 イ氏らは2010年1月~今年4月まで国内に居住している北韓離脱住民155人に「中国政府が推進する不動産開発事業に1口座3000万ウォンずつ、最大3口座まで投資した後に他の投資家を募集すれば元金保障と共に1人につき数百万ウォンずつの手当てを与える」とだまして50余億ウォンの出資を集めた疑いを受けている。

 イ氏らは北韓離脱住民たちが国内外の世情に疎い点につけこんで「中国では外国人の投資を制限しているので中国人名義で代理投資をした」とし、契約書を作成せずに中国現地で建設中のアパートの写真やパンフレットを見せながら中国政府が推進する事業としてだましていたことが明らかになった。 また、イ氏らは3000万ウォンを投資すれば1ヶ月後に300万ウォンを支給した後、被害者が投資家を募集しなければ残りの元金2700万ウォンは返さないなど典型的な多段階方式を使ったと発表された。

キム・グァンス記者 kskim@hani.co.kr

https://www.hani.co.kr/arti/society/society_general/558154.html 韓国語原文入力:2012/10/30 16:50
訳J.S(739字)

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