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脱北女性 10人中3人が‘憂鬱障害’

登録:2012-10-23 21:52 修正:2012-10-25 20:45
性暴行 被害経験 27%に達し
51%が基礎受給者‘生活苦’

北韓から他国を経て韓国に来て定着した女性10人中3人が憂鬱障害と疑われる症状を経験していると調査された。 これら脱北女性たちが南北韓と第3国で経験した性暴行被害も深刻なことが分かった。

 女性家族部は延世(ヨンセ)大社会福祉大学院に依頼して去る3月から8月まで脱北女性140人を対象に行った‘暴力被害脱北女性オーダーメード型自立支援方案研究’でこういう結果が出たと23日明らかにした。

 研究報告書によれば、回答者の26.4%(37人)は憂鬱障害が疑われ、57.6%(80人)が外傷性ストレス障害を経験したと調査された。 回答者の45.7%(64人)は最近1年間に自殺を考えたり自殺行動または、試図をしたことが分かった。 回答者の70%(98人)は胃腸病・関節炎・神経痛のような慢性疾患を病んでいた。

 このような精神的・身体的異常は性暴行や深刻な外傷を経験したためと思われる。 特に直接的な身体接触を伴う性暴行被害を経験した人々が38人で、調査対象者全体の27.1%に達していた。 中国で隠れ家の主人が脅迫し性暴行したり、北韓に強制連行された後に身体検査過程で深刻なセクハラにあったケース、または韓国で担当警察官に性関係を要求された事例もあった。 韓国で性売買の勧誘を受けた比率も30%(42人)に達した。

 また、半数以上が貧困に苦しんでおり、調査対象中50.7%(71人)が国民基礎生活受給者であり、未雇用状態が27.1%(38人)であった。 臨時職や日雇いが全体の41.4%(58人)であり、正規職勤労者は8.6%(12人)に過ぎなかった。 職業訓練を受けた回答者29.3%(41人)は現実生活に役立たなかったと答えており問題点として指摘された。

イ・ユジン記者 frog@hani.co.kr

https://www.hani.co.kr/arti/society/women/557196.html 韓国語原文入力:2012/10/23 20:47
訳J.S(890字)

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