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李大統領の長兄 イ・サンウン氏、特検捜査前日に出国

登録:2012-10-16 20:47 修正:2012-10-17 11:00
イ・シヒョン氏など10人余り 出国禁止

 李明博大統領一家のソウル、内谷洞(ネゴクトン)私邸敷地安値買い入れ事件の核心関連者である李大統領の長兄イ・サンウン(79)氏が特検チームの捜査開始の前日に外国へ出国したことが明らかになった。 特検捜査を避けるために国外に出て行ったという疑惑が起きている。

イ・サンウン氏 キム・ミョンジン記者 littleprince@hani.co.kr

 内谷洞(ネゴクトン)私邸事件を捜査中であるイ・グァンボム特検チームは16日、李氏に対する出国禁止を法務部に申請したが、法務部から「イ氏が出国した」という返答を受けたと明らかにした。 特検チームは捜査権限が与えられたこの日0時以後、法務部に出国禁止を申請したが出入国照会の結果、イ氏は15日に出国したことが確認された。 自動車部品会社(株)ダースの会長であるイ氏は、昨年 甥のイ・シヒョン(34)氏に6億ウォンを貸し、シヒョン氏はこの金を内谷洞私邸敷地の買い入れに使ったと主張した経緯がある。 イ氏が事実上の逃避性出国をしたことにより、特検捜査に支障が予想される。

 特検チームは内谷洞土地の元住人ユ・某氏も去る5月12日に出国したと明らかにした。 特検チームは「(イ・サンウン氏とユ・某氏)二人の所在を把握して適切な方法で連絡を取り調査できるようにする方法を研究中」と話した。

 (株)ダース秘書室側は「イ・サンウン会長が職員数人と共に中国出張に行き、いつ帰ってくるかは分からない」と明らかにした。 大統領府核心関係者は「イ会長は本人が出国禁止対象になるとは想像もできず、事前に計画された通り職員5人と共に中国北京と上海に出張した」とし「来る24日に帰国する予定であり、特検捜査を避けるためのものでは決してない」と話した。

 特検チームはこの日、李大統領の息子シヒョン氏と私邸敷地買い入れ作業を主導したキム・インジョン(67)前警護処長、実務者キム・某氏など10人余りの出国を禁止した。 キム・テギュ、アン・チャンヒョン記者 dokbul@hani.co.kr

韓国語原文入力:2012/10/16 19:57

https://www.hani.co.kr/arti/society/society_general/556081.html 訳J.S(999字)

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