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双龍(サンヨン)車、さらに4年先送りした無給休職者の復職

登録:2012-10-11 10:21 修正:2012-10-11 10:25

原文入力:2012/10/10 22:04(1704字)

使用側 "2014年12月まで段階的" 裁判所に具体的調停案 提示し解雇者との対話も受け入れ 表明

労働側 "本来は2010年復帰" 反発 ‘いっそ訴訟で結論’意見 多数

 双龍自動車が2014年12月末までに‘無給休職労働者’450人余りの復職を推進するという内容の調停案を裁判所に提示したことが10日確認された。 双龍車側が復職時点にまで具体的に言及し調停案を提示したのは今回が初めてだ。 しかし労働者たちは 「当初の復帰合意期限は2010年8月」とし「直ちに復帰」を主張している。

 双龍車が南部地方裁判所に提出した‘無給休職者賃金訴訟調停案’文書を見れば、双龍車は休職労働者側に「生産量を勘案して2014年12月末までに徐々に復職させる」と提案した。 ただ、「生産量の不足により2014年12月末までに復職できない無給休職者に対しては法定最低賃金を基準として算定した金員を2015年1月から復職時まで毎月支給することにする」と明らかにした。

 双龍車はまた「無給休職者たちが復職する前まで協力業者に就職できるよう斡旋し、協力業者に就職した無給休職者に対しては毎月55万ウォンを協力業者を通じて支給し、復職時の優先権を付与する」と提案した。

 2009年双龍自動車構造調整で整理解雇と希望退職などを含め2608人の解雇者が発生し、これとは別に455人が無給休職に入った。 双龍車は労組と2009年8月に作成した合意文で無給休職者たちに対して‘1年経過後に生産量に応じて循環勤務できるようにし、実質的方案として昼間連続2交代制を実施する’と約束した。 休職労働者側はこの合意文に対して‘1年後復職原則’に重心を置いている反面、使用側は‘生産量増加原則’を前面に出して復職を先送りしている。 これに対し無給休職者248人は2010年10月、双龍車を相手に訴訟を起こし裁判が進行中だ。

 無給休職者たちは会社の今回の調停案に対して「話にもならない案」とし反発している。 ある休職者は「本来ならば2010年8月6日から復帰することに合意したが、2014年12月まで持ちこたえろというのは合意精神に反する」と批判した。 チョン・スンジン双龍自動車無給休職者委員会事務局長は「協力業者への就職を斡旋するというが、協力業者の働き口も不足しており約束が守られるか疑問」とし「2014年12月まで待つことについては調整手順を踏まずにすぐに判決手続きを踏もうという意見が多い」と伝えた。

 一方、イ・ユイル双龍車社長は10日午前‘死の行列を止めるための33人の宗教人円卓会議’に参加している5大宗教代表と会って「希望退職者と整理解雇者に会って対話する用意がある」と話した。 この日の出逢いを周旋した大韓仏教曹渓宗(チョゲチョン)の自省と刷新決死推進本部は「宗教代表は死が続いている事実に深い憂慮を表明し、これに対する緊急な対策を促した」として「これに対しイ・ユイル社長は‘この間、労使間対話をするのに譲歩や妥協がなかった。 労使間の立場を脇において対話したい’と話した」と伝えた。

 これに対してイ・チャングン金属労組双龍車支部企画室長は「私たちは出会いを要求してきたので、いつでも歓迎」としながら「ただし、去る国会聴聞会のように今までした話の反復ならもう一度解雇者の心を深く傷つける行為になるので、ぜひ胸を開いて会えることを願う」と話した。

 これに先立ちパワン コエンカ双龍車会長は8日午前、政府果川庁舎で開かれた国会環境労働委員会の国政監査に出席して「整理解雇者たちの復職計画はない」と答えた。 キム・ジョンウ金属労組双龍車支部長は10日昼12時からソウル大漢門前でハンスト座り込みを始めた。

ホ・ジェヒョン記者 catalunia@hani.co.kr

原文: https://www.hani.co.kr/arti/society/society_general/555271.html 訳J.S