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‘蔚山(ウルサン)の異変’…民主党代表競選 初日 キム・ハンギル 1位

原文入力:2012/05/20 20:00(973字)

←民主統合党代表選出のための全国巡回演説会初日である20日、蔚山商工会議所大講堂で党指導部の競選立候補者が地域代議員投票に先立ち共に手を取り挙げている。 蔚山/ニューシス

親盧勢力の支援で1位を予想されていたイ・ヘチャン 4位の屈辱
代議員 "‘イ・ヘチャン-パク・チウォン談合’に対する審判"

 民主統合党代表競選のための全国巡回演説会初日である20日、蔚山地域代議員による現場投票で予想を裏切りキム・ハンギル候補が1位を占める異変がおきた。 1位が予想されたイ・ヘチャン候補は4位に終わった。

 キム候補はこの日、蔚山商工会議所で行われた投票で、全代議員投票数390票の内103票を得て先頭に立った。 代議員195人が1人2票ずつ行使した点を考慮すれば、事実上、全体の半数を越える代議員の支持を受けたわけだ。 キム候補に続きチュ・ミエ候補が61票、ウ・サンホ候補が52票で後に続いた。 党内最大派閥である親盧直系の支援の下で1位を展望されていたイ・ヘチャン候補は48票に終わった。

 親盧グループの支持勢力が強い蔚山で波乱が起き、民主党党代表競選は勝負の予測が難しい霧の中に入り込むのではないかとの展望が出ている。 党内‘非盧’グループの代表を自認したキム・ハンギル候補が上昇勢に乗った反面、イ・ヘチャン候補はこの日の敗北の衝撃を受け止めて新たに戦列を固められない場合、勝利を断言できない境遇になった。 キム候補は投票後「蔚山での勝利を異変というならば、今後はより大きな異変が始まるだろうと考える」と話した。

 50代の蔚山代議員イ・某氏は「今日の投票結果は‘イ・ヘチャン党代表-パク・チウォン院内代表の談合’に対する地域代議員の審判」とし「今後の勝負がおもしろくなった」と話した。

 民主党は21日には釜山で演説会を開き地域代議員現場投票を行う。 釜山もやはり親盧グループの支持勢力が強い地域なので、結果が注目される。

蔚山/ソン・ウォンジェ記者 wonje@hani.co.kr

原文: https://www.hani.co.kr/arti/politics/assembly/533713.html 訳J.S