原文入力:2012/03/12 22:29(1858字)
"大統領府民政首席室も自由でないだろうし…"
"検察求刑を下げればどうか" …発言が事実であれば再捜査 不可避
12日ポッドキャスト<イシューはたき男>を通じて公開されたチャン・ジンス前総理室主務官とチェ・ジョンソク前大統領府行政官との対話録音ファイルを聞いてみれば、チェ前行政官が真実を明らかにするというチャン前主務官を相手に、検察求刑段階での善処と経済的支援を掲げ事件隠蔽を積極的に注文したことがわかる。チャン前主務官はこの日<ハンギョレ>との通話で「1審宣告を控えて真実を明らかにしたくてチェ行政官を世宗路(セジョンノ)総合庁舎ベンチに呼んで対話した」とし「チェ行政官と何回か会った所で‘ハードディスクを壊せ’という指示を受けたその場所」と話した。 二人の重要対話内容を抜粋し、括弧内に簡単な説明を添えた。
【チェ・ジョンソク】(以下、チェ) なんとか防いでいるが結論はまだ分からない。 全面再捜査が避けられず、今まで検察が捜査したこと全部そのままにもできないだろうし…。 すると今後の問題はこれに関連したすべての人々が全員捜査線上に再び上がって再捜査しなければならないだろうと。 そうなれば我が民政首席室も自由ではいられないだろうし、我が総理室も全員自由ではいられないだろうし、私が見るには国政監査で話したクォン・テシン室長からして偽証問題に引っかかるだろうし。(民間人不法査察だけでなく捜査過程でも大統領府が公職倫理支援官室を組織的に庇護したという推定が可能な内容だ)検察の求刑を罰金刑程度に下げればどうか?
【チャン・ジンス】(以下、チャン) それは何、低くできる部分ではないじゃないですか? そういうことなら検察が起訴をしないということでなければ…。
【チェ】私が検察で‘求刑を罰金刑以下にする’と約束を取り付けたら、それで持って…。
【チャン】そうしてはいけません。それではかえって私が悪者になります。
【チェ】 私がどんな形であれ検察と最終取引をしてでも整理をすれば…。君が生きるという話を分かれば私も。 君が嘘を言うということでもないじゃないの? 分かって。(上に言われるままにして、無念な寃罪をこうむったというチャン前主務官の主張をチェ前行政官も認めていると見られる部分だ)ところで君が生きるという話が、他の人を死なせずに君だけがここから抜け出すということかと。
【チャン】私が他の人まで生かさなければなりませんか? それは私のすることではなくないですか。
【チェ】 私が君を助けるから。方法を私が見つけて。 私が辞表を書くから私と一緒に出て行こう。 一緒に出て行って私が食べさせるから。 私が法人を作って食べさせるから。
【チャン】検察が生かしてくれても、それを裁判所までが助けてくれますか。
【チェ】私が辞表を書くから私と一緒に出て行こう。一緒に出て行って私が食べさせるから。 私が法人を作って食べさせるから。
【チャン】お言葉はありがたいですが…。
【チェ】私だって公務員生活ができないじゃないか。それでイ・インギュが死のうが生きようが、皆死ねと、そして、政権がどうなろうが。 特検やってそれで大騒ぎして、後を見る人がいないとしても私が公認労務士をやって生きてゆくから。 私にもその程度の能力はある。それでいいな。 極端な話をせずに…。そして‘キャッシュ(現金)が欲しい’と言うなら、私がそれも方法を見つけるから。 私は上には信望があるんだ、率直に言って。 イ・ヨンホ秘書官には恨みも少しあるが、問題はあの人をここでこれ以上殺してはいけないという思いしかない。 それで私が危険を冒したんだ。(チェ前行政官もイ・ヨンホ大統領府雇用労使秘書官の指示を受けて民間人査察と証拠隠滅に関与した可能性を示す内容だ) さあ、ジンス氏、考えてみて。ここまで来れば一波万波と襲ってきて、死ぬまいと思っても死ぬしかない。例をあげれば今まで検察が怖気づきながら私に対して慎重だったのも、私が死ねば直ちに事件が特検に行って再捜査にならざるをえないということを検察も知っているということだ。
キム・テギュ記者 dokbul@hani.co.kr
原文: 訳J.S