原文入力:2012/02/03 14:09(1668字)
開始から‘２ヌリ党’…党名巡り内紛の兆し
←チョン・ヨオク(左)・チョ・カプジェ(右)
チョン・ヨオク、チョ・カプジェなど党内外から非難
ハンナラ党の新名称であるセヌリ(新しい世の中)党を巡り、ネチズンのパロディが続くなかでセヌリ党所属国会議員も「党の理念とアイデンティティを表わせていない」という非難が強まっている。
チョン・ヨオク議員は3日、自身のツイッター(＠okstepup)に「セヌリ党という名前から何をする政治なのか、何を指向する政党なのかを知ることが出来るだろうか」として「どんな新しい世の中なのか、何が新しい世の中なのか、名分も哲学も思索もない名前であり残念だ」と話した。
シン・ジホ議員もこの日朝、文化放送ラジオ‘ソン・ソクヒの視線集中’に出演し「ハンナラ党は価値集団繋でなければならなかったのに利益集団になって色々問題が多かった」として「価値指向的な名前はどうだろうかと思っていたが、いったい何をどのようにするのか、核心的な価値は抜けていて残念だ」と明らかにした。
保守論客チョ・カプジェ氏はホームページに‘バッタ党? 最悪の改名、セヌリ党’という文を載せ「幼稚園の名前としては悪くないが。党名は熟慮して作るべきで、偽装廃業-新装開業するようにすれば必ず失敗する」と非難した。 チョ氏は「理念の戦場である韓半島で、理念戦争を遂行しなければならない政党は指向する価値を党名に入れなければならない」として「セヌリ党は何の理念が入っているのか? 分からない。 ハンナラ党はでたらめ改名で数百万票を失うだろう」と指摘した。
親朴系のユ・スンミン議員も前日、議員総会開催を主張するなど新党名に強く反発した。 ユ議員は「セヌリ党という名前に全く価値とアイデンティティが含まれていない。ハンナラ党と名前より劣るものに党名を変えた非常対策委の決定は受け入れられない」として「こういう重要な問題は必ず議員総会を開いて議員の意を尋ねなければならない」と主張した。
反面、朴槿恵セヌリ党非常対策委員長など指導部は、セヌリ党に党名を確定するという意を明確にした。 朴槿恵非常対策委員長はツイッター(＠GH_PARK)に「‘セヌリ党’の‘セ’は新しさ、‘ヌリ’は世の中を意味する純粋韓国語です。 新しい世の中を一緒に切り開いて行こうという意」とし「私たちが夢と希望を作り出せるよう皆さんがたくさん呼んでくれればうれしい」と書いた。 当初、非常対策委ではセヌリ党に対する否定的な気流が少なくなかったが、党名改正を主導したチョ・トンウォン広報企画本部長が数回にわたり説明して非常対策委員を説得したと分かった。
クォン・ヨンセ事務総長もこの日午前、あるラジオ番組に出演して「初めから馴染める党名は陳腐な党名ではないのかと考える」として「何の名前を捜し出したとしても戯画化しただろう」と話した。 クォン事務総長は党名確定日程と関連して 「党名を変えることは党憲を変えることなので、全国委員会で議決しなければならない事項」とし「まだ確定ではないが、ほとんどその通りに確定するだろう」と明らかにした。
一方、ネチズンの間ではハンナラ党が国民公募を通じて党名を確定する前にセヌリ党で事実上内定していたという主張が提起されている。 ハンナラ党が党名国民公募を1月29日午後6時に締め切ることにしたが、すでに28日‘セヌリ党ドメイン’(saenuridang.or.kr)がドメイン登録業者にあらかじめ登録されていたということだ。 これについてネチズンは「見せかけだけの国民イベントを経て党名を作るための政治ショーをした」と非難している。
パク・ジョンチャン記者 pjc＠hani.co.kr
原文: 訳J.S
