原文入力:2012/01/31 16:07(1362字)
アン・チャンヒョン記者
暴力加害-被害 学生たちとの出会いで‘孔子様のお言葉’だけ
←ソル(旧正月名節)を2日後に控えた21日午前、李明博大統領がソウル、鍾路区(チョンノグ)、通仁洞(トンインドン)の在来市場をたずね商人の手を握って笑顔で挨拶し励ましている。 (写真=大統領府提供)
李明博大統領が現場政治を再開した。 だが、現場の生き生きした声を政策に反映させるという趣旨を生かせず、見せるための行事に終わっているという指摘が出ている。
イ大統領は去る30日、京畿(キョンギ)安養市(アニャンシ)にある‘安養・果川(クァチョン)のWeeセンター’を訪ね直接被害・加害学生と父母に会った。Weeセンターは学校暴力など危機にある学生たちを対象に相談と治療プログラムを進める所だ。
イ大統領は先ず学校暴力加害学生6人に会い、彼らの話を聞いた。学生たちは短くではあったが両親との不和など各種理由を震えながら述べた。 ところが李大統領は「長生きしてみると世の中で両親ほど君を大切にしてくれる人はいない。 苦痛を克服して頑張れば、もっと丈夫で大きくなれる」と答えたとパク・ジョンハ スポークスマンは伝えた。 ‘孔子様のお言葉’だけを話したわけだ。
学生たちは「警察の介入が必要だ」と話すなど切実な助けを要請した。 このような呼び掛けに対し、李大統領は「皆さんの話を聞けば対策が出てくるようだ。 被害学生と加害学生共に頑張って克服すれば社会に適応できる」と話した。
李大統領の‘メッセージ貧困’は被害・加害学生の父母と相談教師などが参加した懇談会でも続いた。 李大統領は「対策は明らかなようだ。 対策を具体的に実践することが重要だ」と話した後‘高卒就職’問題で発言の半分程度を満たした。 李大統領は「実業学校やマイスター高校に行けば在学中に全員企業に就職できる。 光州(クァンジュ)マイスター高3年の女子学生は我が国の最高企業にすでに就職した」と話した。
李大統領の現場政治は長い歴史を持っている。 執権初年度、子供の誘拐事件と関連して一線警察署を訪問し、在来市場には何度も訪れた。 だが、システムを作り制度を整備する努力とは関係がないケースが多かった。 実際、今回のWeeセンター訪問でも父母たちは「相談所があることも分からず114を通じて風説を頼りに捜して知った」と語るなどシステムの不備を訴えた。
在来市場を訪問して物価憂慮、景気憂慮を共にしたが、物価は暴騰したし、庶民の景気は凍りついている。 正月連休をむかえ在来市場を訪れた時は孫娘の高級ジャンバーがネチズンの間で話題になった。 盧武鉉前大統領が任期中に在来市場などを訪れることが‘ショー’と映り、仕事の邪魔になるかと思いわざわざ避けたことと対照的な部分でもある。 大統領府関係者は「大統領の現場訪問が言論に乗りイメージの改善に役立つと期待する」と話した。
アン・チャンヒョン記者 blue@hani.co.kr
原文: https://www.hani.co.kr/arti/politics/politics_general/516829.html 訳J.S