本文に移動

[社説]韓米合同演習「猶予」に北も前向きに答えよ

登録:2018-06-19 21:14 修正:2018-06-20 10:20
昨年8月22日、フリーダムガーディアンの演習視察などのために訪韓し烏山空軍基地でパトリオット・ミサイル発射台前で合同記者会見をする米国のミサイル防御庁長(左から2人目)や戦略司令官//ハンギョレ新聞社

 韓米軍当局が8月に予定されていた合同軍事演習の「フリーダムガーディアン」を全面猶予することにしたと19日発表した。シンガポールの朝米首脳会談から一週間で、まず韓米両国が北朝鮮の安保の憂慮を緩和する措置を断行したもので、意味のある進展だ。合同演習の中止を“軍事的敗着”だと批判する声が一部存在する現実を考慮したとき、今回の措置は望ましい決断といえる。北朝鮮と米国の信頼構築と今後の非核化の進展に肯定的に作用すると期待する。

 北朝鮮はこれまで各種の韓米合同演習を「北への侵略戦争演習」とし、中止を要求してきたが、韓米は防御的であり例年行なっている訓練だとしてこれを無視した。今回の「猶予」の措置は、1992年に北朝鮮が国際原子力機関の核査察を受け入れてからすぐ韓米がチームスピリット演習を中断して以来、26年ぶりの韓米合同演習の中止だ。

 今や北朝鮮が応答する番だ。金正恩(キム・ジョンウン)国務委員長は朝米首脳会談でトランプ大統領に「相手を刺激して敵対視する軍事行動を中止する勇断を下すべきだ」と要求しただけに、非核化の初期措置の実行などに相応した行動に出るよう願う。直ちに朝米首脳会談で約束した東倉里(トンチャンリ)の大陸間弾道ミサイルエンジン試験場の廃棄を断行しなければならない。これを通じて大陸間弾道ミサイルについての憂慮を払拭し、ポンペオ米国務長官の3回目の北朝鮮訪問で朝米交渉を一層進められるはずだ。

 北朝鮮の非核化の進展の有無によって、フリーダムガーディアンが再開することも、またはキーリゾルブ演習、トクスリ訓練など他の韓米合同演習の中止にもつながりうる。韓米軍当局は「他の軍事演習に対する決定はまだなさていない」とし、北朝鮮の対応にかかっているという意向を明らかにした。北朝鮮が韓米の決定に応える行動を可視化した場合、終戦宣言や平和協定など朝鮮半島の平和体制構築のための歩みは加速化するだろう。北朝鮮の前向きな対応を期待する。

(お問い合わせ japan@hani.co.kr)
https://www.hani.co.kr/arti/opinion/editorial/849765.html韓国語原文入力:2018/06/19 18:40
訳T.W

関連記事