登録 : 2017.02.16 00:33 修正 : 2017.02.17 06:28

朴槿惠大統領とチェ・スンシル氏が昨年9月、国政壟断疑惑がふくらんだ以後にも他人名義の携帯電話を利用して127回通話していたことが明らかになった=イラスト//ハンギョレ新聞社
 朴槿恵(パク・クネ)大統領が昨年、ドイツに逃避中だったチェ・スンシル氏と127回も他人名義の携帯で通話したとパク・ヨンス特別検察官チームが明らかにした。15日、ソウル行政裁判所で開かれた大統領府押収捜索令状執行不承認処分の執行停止申し立て裁判でのことだ。昨年4月18日から10月26日までに期間を広げれば、計570回も通話したというので、一日平均で3回以上通話したわけだ。

 2人は特検によって国政壟断を主導した「共犯」と名指しされた。他人名義の携帯は隠さなければならないことが多い人、特に犯罪者が主に利用する。2人は国政壟断を謀議したり、証拠を隠滅するなど表立って話せないことを相談するために他人名義の携帯を利用したのだろう。朴大統領はこれまでチェ氏について「一時助けてくれた“民間人”に過ぎない」として、財団などを利用して「私益を貪ったことは知らなかった」と言い逃れてきた。彼女のこうした態度は、極右保守勢力が「チェ・スンシルに騙されたかわいそうな大統領」として弾劾反対集会に駆けつける一つの動機になっただろう。しかし、チョン・ホソン元秘書官の録音ファイルとアン・ジョンボム元首席の業務手帳はもちろん、関連者の法廷証言を通じても大統領の弁解が偽りであることが露わになった。2人が一日にも何回も他人名義携帯で通話していたという事実は、2人が国政壟断と不正の共犯でありグルであったことを改めて確認させる有力な証拠だ。大統領ともあろう人が、あたかもチェ氏のお使いをするようにチョン・ユラの友達の事業を用意してやり、チェ氏の気功治療師の息子の就職にまで関与したのも、このためではないだろうか。

 自分がこれまでしてきた話が真っ赤な偽りであったことが、証拠や証言で次々と明らかになると、特検の対面調査と大統領府の家宅捜索を拒否して、弾劾審判も遅延させて頑として抵抗している。同時に場外では、偽りの主張を前面に掲げて太極旗デモ隊を煽っているので、本当に厚かましくて恥じ知らずな大統領と言わざるをえない。

 大統領府は、朴槿恵-チェ・スンシル一派が憲法と法律に違反して国政壟断を謀議し実行した核心犯行場所だ。彼女らが大統領府の家宅捜索を極力拒否すること自体が、逆説的に大統領府内にある犯行証拠物の価値と重要性を雄弁に語ってくれる。

 大統領府は軍事上の秘密を云々して家宅捜索を拒否しているが、刑事訴訟法は明確に「国家の重大な利益」を害する場合でなければ拒否できないと釘を刺している。正当に発給された家宅捜索令状を執行できない状況を放置するならば、裁判所自ら刑事手続きの欠陥を認めた大きな誤りとして残るだろう。

韓国語原文入力:2017-02-15 17:44
http://www.hani.co.kr/arti/opinion/editorial/782761.html 訳J.S(1214字)
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