登録 : 2016.07.26 22:26 修正 : 2016.07.27 06:41

セウォル号事故犠牲者の檀園高オ・ヨンソクさんの母親、クォン・ミファさんが6月27日、ソウルで行われた「セウォル号特調委強制解散・朴槿恵政権糾弾」大統領府前記者会見で「これ以上殺さないで!」と書かれたプラカードを持ち涙を拭っている=キム・ソングァン記者//ハンギョレ新聞社
 保守団体幹部がSNSの「幽霊アカウント」を使ってセウォル号事故の真相究明を要求する人々を従北(北朝鮮シンパ)勢力として追いやるなど否定的な世論を組織的に流してきた様子が明らかになった。特に国家情報院の大統領選挙世論操作と類似の手法を使って国家情報院の心理戦団職員の書き込みを何度もリツイートした活動の背景や「黒幕」との疑いも買っている。父母連合や大統領府および国家情報院の間のコネクションの疑惑に続き、さらなる保守団体の世論操作の試みという点から徹底した真相究明が切実に求められる。

 セウォル号の事故特別調査委員会は事故直後から2周期まで毎年11日ずつ計33日間のツイッターの内容についてビックデーターの専門業者に分析を依頼したという。その結果ある保守団体幹部のk氏が2014年8月の19~29日間だけでセウォル号関連の書き込みを80文作成して、このうち46文が70カ所の幽霊アカウントを通じて180余万文のツイッターのアカウントに流れたと推定されている。この人物が作成した「セウォル号国民対策会議に『将軍様万歳、資本主義を覆そう!』総集会」(2014年8月19日)等の文の大半はセウォル号の真相究明要求団体を従北に追いやったり、遺族をさげすむ内容だったという。

 k氏は国家情報院心理戦団職員が使ったものと同じツイッターテック・プログラムを活用して、心理戦団職員のキムさんがソウル市のパク・ウォンスン市長ら野党の政治家を非難する書き込みなどを21回もリツイートした。セヌリ党と連係して世論操作をした疑惑を受けている「シバルダン(バイト十字軍)」の名で活動したりもしていたために政治的背景と動機を疑わざるをえない。

 2013年当時のキム・ギチュン大統領府秘書室長が保守団体代表に秘密裡に会ったのに続き、2015年2月には当時の国家情報院のイ・ビョンキ院長が保守団体代表を呼んで「一本化」を注文したという報道が5月にされている。朴槿恵(パククネ)政権になって度を越えた理念の物差しで従北の追求を日常的に行う極端な勢力が羽を伸ばし、大統領府や国家情報院などの国家機関の組織的保護を受けているという疑惑が濃くなっている。大統領府が父母連合ゲートの関与疑惑を受けているホ行政官を相変らずかばっているのもそんな脈絡から理解するほかない。このような態度は合理的な保守勢力さえ足が地に着かなくし、結局激烈な社会的な対立を助長する結果を生んでいる。

 従北追求によって世論を操作しようとする組織を正常な市民団体と見ることはできない。徹底的に捜査してその背後と動機を明確に明らかにすべきだ。

(お問い合わせ japan@hani.co.kr )

韓国語原文入力:2016/07/26 17:32

http://www.hani.co.kr/arti/opinion/editorial/753953.html 訳T.W(1195字)

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