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[社説] 開城工団、‘政経分離’遵守で解決を

登録:2013-07-08 16:56 修正:2013-07-08 17:34

 南北当局が6日から7日未明まで16時間のマラソン交渉の末に開城(ケソン)工団の操業再開に原則的に合意した。4月3日北の一方的な通行制限措置以後、窒息寸前まで行った開城工団に3ケ月余りで酸素供給がなされたわけだ。ひとまず開城工団の蘇生の道を開いて、発展的正常化の可能性を高めたという点から歓迎したい。

 南北の合意により開城工団の入居企業の代表らは10日から工団を訪問して設備を点検して整備できるようになった。また、入居企業が完成品および原副資材だけでなく、関連手続きにより設備も持ち帰れるようになった。合わせて南北当局は10日、開城工団で操業中断の再発防止など、工団を正常化するための更なる会談を持つことになっている。全体的に見て、事業を継続するか撤収するかについての判断権を入居企業に与えながらも工団を正常化するということに重きを置いた合意ということができる。

 南北が今回の合意を通じて開城工団を操業再開することに大枠で同意したが、不安要素が全くないわけではない。 16時間もかけて会談をして12回の首席代表接触を行ったあげく合意がなったという事実自体が互いに主張する点が大いに違ったということを示している。わが方は操業中断にともなう被害に対する北の責任と再発防止の保障を強く要求したが、北は軍事訓練などわが方の責任を取り上げ論じ、これを頑強に拒否したという。今後も操業中断の責任問題が大きくこじれた場合、操業再開に対する原則的な合意まで揺り動きえることを示唆する。

 南北が開城工団を生かす方向で申し合わせただけであり、今後の交渉でも徹底して実用的接近をするのが望ましい。今回のように合意しやすい問題から先に解決して難しい問題を後回しにするのは南北のように政治・理念の問題に対して見解の差が大きい当事者が取りえる良い交渉方法だ。また、この際開城工団の問題は徹底して政治・軍事問題と分離して接近するという原則をたてるのも必要だ。南北が対立する状況で政治・軍事問題を関連づけると何一つまともに進展させることができない。このような点から北がわが方の軍事訓練を理由に一方的に開城工団の通行制限措置を取ったことは誤った行動だった。

 開城工団が南北合意のとおり‘発展的正常化’の道に進むためには会談のレベルを権限と責任が大きい高位級に格上げする必要がある。このような会談で、前回出席者の格の問題で失敗に終わった金剛山(クムガンサン)観光の再開、離散家族再会問題まで合わせて扱うならばいっそう素晴らしい。

https://www.hani.co.kr/arti/opinion/editorial/594697.html 韓国語原文入力:2013/07/07 19:06
訳T.W(1167字)

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