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トルコ地震死者3万7千人…「政府の予防措置がないから死んだ」

登録:2023-02-15 02:59 修正:2023-02-15 08:26
発災7日目、救助の希望は薄れつつあるが生存者の捜索は続く 
国連「シリア北西部の援助ルートをさらに2つ開放することで合意」
13日、最悪の地震被害を受けたトルコのガジアンテプで、救助隊が生存者を捜索している/EPA・聯合ニュース

 6日未明にマグニチュード7.8の大地震がトルコとシリアを襲ってから1週間が過ぎた13日、死者の数は3万7千人を超えた。救助局面が徐々に終わりを迎え、対応体制は生き残った人々の支援へと転換されつつある。

 この日のトルコ災害危機管理庁(AFAD)の集計によると、地震による死者の数は現在3万1643人。シリア政府が報告した死者数5714人を合わせると、計3万7357人に達する。トルコ当局は、今回の地震の死者数は1939年の大地震の3万1643人を超えており、この100年間にトルコで発生した中でも最悪のものとなったと述べた。

 災害発生7日目のこの日も、救助隊が建物の残骸の中から複数の人を救助した。トルコ南部のハタイ県では、13歳の生存者が182時間ぶりに救助された。救助隊は疲れ果てたその子の体に温かい毛布をかけて救急車へと運んだ。トルコ国営放送「TRTハベル」も、カラマンマラスで10歳の少女が救助されたと報じた。続いて救助隊は、同地域の倒壊した3階建ての建物の残骸の中に閉じ込められていた祖母、母親、娘の信号に接し、通路を掘って救助を試みていると語った。トルコのボランティア医療チームのトップを務めるブルク・バルダフ氏は「7日間、水も食べ物もなく良好な状態でそこにいるようだ。すでに奇跡だ。救助できそうだ」と語った。

 しかし、現場から生存者がさらに救助されるという希望は徐々に薄れつつある。国民の怒りは無能な政府へと向かっているとロイター通信などは報じる。ロイターによると、救助隊員が黒いカバンで遺体が運んでいくのを遺族が眺めつつ、大声で泣き叫ぶ光景を現場で頻繁に見るという。現場で取材に応じた数十人の住民たちは、被災地域は水、食料、医薬品、クレーンなどが不足しており、災害危機管理庁が遅すぎて効率的な対応ができていないと声を強めた。カラマンマラスで家族を失ったクドシさんはロイターに「地震のせいで人が死んだのではなく、(政府が)地震の予防措置を取っていなかったせいで死んだのだ」、「2人の娘はまだ行方不明。叔父、叔母、そして叔母の2人の息子は土に埋めた」と語った。

13日、地震の被害を受けたシリア北西部のサルマダで、シリアの救護団体の職員たちがプラカードを手に、国連の救護失敗に対する抗議デモを行っている/AFP・聯合ニュース

 一方、国連は13日、シリアのバシャール・アサド大統領がトルコからシリア北西部へとつながる援助ルートをさらに2つ開放することに合意したと発表した。

 国連のアントニオ・グテーレス事務総長はこの日の声明で、トルコからシリアに向かう今のところ唯一の援助ルート「バブ・アルハワ(Bab Al-Hawa)」以外に、「バブ・アルサラーム(Bab Al-Salam)」と「アル・ラエ(Al Raee)」を3カ月にわたって開放するとしたアサド政権の決定を歓迎すると述べた。

 このような決定は、大地震後、シリアの反政府軍が掌握した北西部地域に援助が届かず、シリアの救護要員や民間人の間で不満が高まっている中で下された。13日には地震の被害を受けたシリア北西部のサルマダで、シリアの救護団体の職員たちがプラカードを手に「殺人者バシャール」、「建物だけが崩壊したのではなく、人権を語る国連の神話も崩壊した」と叫んで抗議デモを行った。シリア北西部でも救助局面は徐々に終わりを迎え、避難所に食料などの生活必需品を提供することに救護活動の焦点が移りつつあると国連は語った。

キム・ミヒャン記者 (お問い合わせ japan@hani.co.kr )
https://www.hani.co.kr/arti/international/international_general/1079579.html韓国語原文入力:2023-02-14 08:38
訳D.K

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