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東京五輪組織委員会の新会長に橋本氏が就任…過去のセクハラ問題などで論議も

登録:2021-02-19 06:41 修正:2021-02-19 07:17
橋本五輪担当相が受諾 
過去のセクハラなど週刊誌に報道
橋本聖子五輪担当相=東京/AFP・聯合ニュース

 東京五輪・パラリンピック大会組織委員会の森喜朗会長が女性を卑下する発言で辞任した中、50代の女性の橋本聖子五輪担当相が後任に決まった。しかし、過去のセクハラ事件などが再び取り上げられるなど、議論になっている。

 東京五輪・パラリンピック大会組織委員会は18日、橋本氏を新委員長に決めたと、NHKが報じた。前日の17日、東京五輪組織委員会が設置した「候補者検討委員会」は新委員長候補を橋本氏に一本化することにした。その後、組織委員会が18日に理事会を開き、全員一致で橋本氏を新会長に選出した。

 橋本氏は理事会で「大変大きな重責を担わせていただくことになり、身の引き締まる思いだ」と述べた。また、「会長を引き受けた背景にある男女平等の問題については、スピード感を持って今月中に体制を打ち出し、結果を出していく」方針を示した。

 橋本氏は1992年、フランス・アルベールビル冬季五輪のスピードスケート1500メートルで銅メダルを取り、日本人女性としてはスピードスケートで初めて五輪でメダルを獲得した人物。サイクル種目の日本代表としても五輪に3回出場した。橋本氏は1995年の参議院選挙で初当選し、現在は5期目で、2019年9月から五輪担当相として活動している。

 橋本氏は五輪関連経験は豊富だが、過去の行動が議論を呼んでいる。彼女は2014年、フィギュアスケートの高橋大輔選手に無理矢理キスを迫ったと週刊誌に報道されたことがある。橋本氏は当時、日本スケート連盟会長で優越的地位を利用したセクハラという指摘を受けた。週刊文春は17日に発売された最新号で、「橋本五輪相のセクハラは高橋選手一人ではない」とし、被害者の一人である元女性議員が橋本氏は酒に酔うと周囲の人にキスをする癖があると証言したと報じた。橋本氏は就任記者会見で、2014年の事件について「軽率な行動について深く反省している」と述べた。橋本氏は会長就任に伴い五輪担当相を辞任し、後任には2016~2017年に五輪担当相を務めた丸川珠代議員が再起用される予定だ。

キム・ソヨン記者(お問い合わせ japan@hani.co.kr)
https://www.hani.co.kr/arti/international/japan/983467.html韓国語原文入力:2021-02-18 21:03
訳H.J

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