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米国コロナワクチン、深刻なアレルギー反応29人…100万人当たり5.5人

登録:2021-01-07 21:13 修正:2021-01-08 08:44
4日(現地時間)米ニューヨークで福祉施設の職員が、ファイザーとバイオNテックの新型コロナワクチンを接種している=ニューヨーク/ロイター・聯合ニュース

 530万人余りが新型コロナワクチンを接種した米国で、少なくとも29人が深刻なアレルギー反応を見せたことが分かった。米疾病管理予防センター(CDC)は、深刻なアレルギー反応は稀に現れるが死亡者はいないことを強調し、接種を推奨した。

 米疾病管理予防センターは6日(現地時間)、米国で新型コロナワクチンの接種が始まった昨年末以後5日までにワクチン接種者は530万人余りに上り、少なくとも29人からアナフィラキシーの症状が現れたと発表したとウォールストリートジャーナルなどが報道した。アナフィラキシーは、ワクチンや食物など特定物質を極少量接触しただけでも呼吸困難、発疹のような症状が現れる深刻なアレルギー反応だ。米国ではこれまでにファイザーとバイオNテック、モデルナのワクチンが接種され、ワクチンの副作用にともなう死亡者は出ていない。

 発生割合で見れば、100万人当たり5.5人がアナフィラキシー症状を見せたが、インフルエンザの予防接種(100万人当たり1.3人)より4倍以上高い。しかし、米疾病管理予防センター傘下の国立免疫呼吸器疾患センターのナンシー・メソニエ局長は、絶対的な数値で見れば、アナフィラキシー事例は依然としてきわめて少ないと強調した。メソニエ局長は「(新型コロナワクチンは)とても安全だ。そして米国では毎日新型コロナによって2000人ずつの死亡者が出ている」とし「新型コロナの感染リスクを考えてみれば、特に高齢者の場合にはワクチン接種が必須と信じる」と話した。

 ただし、深刻なアレルギー反応の履歴がある場合には、接種に慎重であるべきだと各国の保健当局は薦めている。これに先立って昨年、英国医薬品健康管理製品規制庁(MHRA)のジュン・レイン庁長は「ワクチン・医薬品・食品に対してアナフィラキシーの前歴がある人は、ファイザーとバイオNテックによるワクチンを接種してはならない」と発表した。米疾病管理予防センターのメソニエ局長も、ワクチン1次接種の際に直ちにアレルギー反応が現れた場合には2次接種をしてはならないと話した。また、アレルギー反応の前歴がある人は、ワクチン接種時に30分間経過を見守り、接種機関は接種者に過敏反応が起きた時に対応できる体制を整えていなければならないと注文した。

チョ・ギウォン記者 (お問い合わせ japan@hani.co.kr )
https://www.hani.co.kr/arti/international/america/977748.html韓国語原文入力:2021-01-07 15:08
訳J.S

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