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「新型コロナ、気温上がれば動き鈍化」

登録:2020-03-10 01:57 修正:2020-03-10 06:30
中山大学研究チーム「気温8.72度超えると感染減少」 
「暖かくて湿度が高いとウイルスの状態が不安定」 
「高温多湿な地域でも発生」反論も 
「逆流を防げ」…空港防疫強化する中国
8日、中国北京のある住宅団地入口で。地域自治委員会の住民たちが出入りを管理している/AP 聯合ニュース

 新型コロナウイルス(COVID-19)は温度に敏感に反応し、「適正温度」を超えれば活動が鈍化するという研究結果が出た。しかし、季節変化によって気温が上がっても、COVID-19が自然消滅することはないだろうという反論も根強い。

 『サウスチャイナ・モーニングポスト』は8日、中国広州の中山大学の研究チームが最近発表した研究論文の内容を引用し、「COVID-19の動きは温度変化と密接な関連性を示している」とし、先のように伝えた。

 研究チームは、中国国内の400の都市を含む、1月20日~2月4日に陽性判定を受けた世界のすべての事例と各地域の同期間の気象資料を比較分析した。分析の結果、8.72度までは感染者が増加したが、それより気温が上がると感染者が減ることが確認された。

 アメリカン大学感染症研究センターのハッサン・ザラケット副所長は、同紙に「他のコロナウイルスと同様、COVID-19も暖かくて湿度が高い時にはウイルスの状態が不安定になり、伝染力が低くなる可能性がある。気温が上がり、ウイルスの感染力が落ちる時に拡散を食い止めることができるはず」と語った。

 その一方で、気温の上昇だけではCOVID-19の消滅を期待することは難しいとの指摘もある。同紙は、米ハーバード大学保健学部の研究チームが先月発表した論文の内容を引用し「中国西南部、広西チワン族自治区やシンガポールのように高温多湿な地域でもCOVID-19が発生している。北半球に夏が近づき、天候が暖かくなることのみでは、COVID-19拡散の鈍化を期待することはできない」と伝えている。

 中央防疫対策本部のチョン・ウンギョン本部長も9日の定例ブリーフィングで「冬季に風邪を誘発するコロナウイルスは、一般的に5月くらいになると増殖速度がかなり落ちるが、COVID-19は新型なのでどんなパターンを示すか予想しづらい」と語った。ただ、チョン本部長は「気温が上がれば頻繁に換気できるようになる」とし「ウイルスの伝播は密閉された室内で多く起こるが、換気が伝播を防ぐ環境的な改善要因になり得るだろう」と述べた。

 一方、前日に続き8日にも、湖北省以外の地域で新たに確認された感染者の全員(4人)が外国からの「逆流」ケースと判明したことで、中国当局は空港での防疫を大幅に強化している。官営の新聞『グローバルタイムズ』は「国際線の乗客と乗務員は、旅行中はマスクをつけなければならず、機内の体温測定回数も増えた」とし「北京空港に到着した乗客は、小グループに分かれて飛行機から降りた後、体温を測定し、健康状態確認書も提出しなければならない」と伝えた。8日にスイスから帰国したというある住民は、同紙に「着陸後、税関を通過するまで2時間以上かかったケースもある」と語った。同日までに中国全域で確認された逆流感染者は67人。

北京/チョン・インファン特派員 (お問い合わせ japan@hani.co.kr )
https://www.hani.co.kr/arti/international/china/931797.html韓国語原文入力:2020-03-09 17:20
訳D.K

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