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韓国よりも感染者少ない米・日…検査件数が少なく、過小集計の疑惑も

登録:2020-02-27 08:11 修正:2020-02-27 12:42
日本の野党「一日の検査件数、韓国の10分の1」と追及 
日本政府「自治体検査件数がリアルタイムで反映されていない」と釈明 
検査機関・スタッフ不足が原因…東京五輪を意識した疑惑も 
今月26日、東京の展示施設「ビッグサイト」で開かれたイベントに参加した男性が、イベント主催側が用意したマスクを受け取っている//ハンギョレ新聞社

 日本と米国の新型コロナウイルスの感染者は26日現在、それぞれ164人(クルーズ船を除く)と57人だ。両国については、新型コロナウイルス感染症の診断検査件数が少なく、実際感染者数が過少集計されたか、実態をきちんと反映していないのではないかという指摘もある。

 日本の厚生労働省によると、クルーズ船「ダイヤモンド・プリンセス」の乗客・乗員を除いた日本国内のウイルス検査件数は、26日午後基準で1890件だ。同日午前9時基準で、韓国の疾病管理本部は4万6127件を検査(確定1146人)したと発表した。立憲民主党の阿部知子議員は同日開かれた衆議院予算委員会で、「一日検査件数が韓国の10分の1、20分の1という点は既に指摘されてきた。(政府が)検査を充実させると言ったが、実績は上がらなかった」と追及した。答弁に立った加藤勝信厚生労働相は「検査は国立感染研究所、検疫所、地方衛生研究所、大学などで行っている。国立感染研究所と検疫所は国家機関なので毎日数値が出るが、(地方自治体所属の)地方衛生研究所は様々な事情があり、リアルタイムで報告される所と遅れている所がある」と説明した。しかし、厚生労働省は、自治体まで合わせた全体累積検査件数を公開していない。加藤厚生労働相も25日の衆院予算委で、正確な検査件数について「分からない」と答えた。

 東京新聞は同日、新型コロナウイルスへの感染が疑われて検査を依頼しても拒否される場合があるとし、体温が日本政府が検査対象基準として提示した37.5度よりわずか0.2度低い37.3度という理由で拒否された事例について報じた。日本の検査件数が少ない理由は、検査できる医療機関とスタッフの不足が主な原因とされる。検査後に感染者が急増すれば、今年の東京五輪開催に打撃を与えかねないため、検査に消極的なのではないかという疑惑も持ち上がっている。

 米国でも新型コロナウイルスの感染者が57人(クルーズ船搭乗者を含む)に過ぎないという集計値と関連し、そもそも検査を受けた人員が少ないためという分析が示されている。ワシントンポスト紙は25日、韓国が3万5千件の検査を行う間、米国の検査件数は「ダイヤモンド・プリンセス」の乗客を除いて426件に過ぎないと報道した。米国の新型コロナウイルス感染症の確定検査実施指針(ガイドライン)によると、呼吸器疾患の症状がある患者に最近中国滞在歴があるか、感染者と濃厚接触した場合のみ検査対象になる。同紙は「診断試薬が足りず、診断できる機関も非常に限られている」と報じた。

東京/チョ・ギウォン特派員(お問い合わせ japan@hani.co.kr)
https://www.hani.co.kr/arti/international/japan/930000.html韓国語原文入力:2020-02-27 02:43
訳H.J

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