日本政府は、独島を含めた3つの島を日本領土と主張する「領土・主権展示館」を移転し、7倍に拡張して20日に開館式を行った。「領土・主権展示館」は独島だけでなく、中国と領有権を争う尖閣諸島(中国名「釣魚島」)、ロシアと紛争中のクリル諸島の南端4島(日本名「北方領土」)が日本領土だと主張する展示館だ。
この日の開館式には、独島(日本名「竹島」)は日本の領土であり自分たちの行政区域に属するとして2006年から毎年「竹島の日」の行事を行っている島根県の丸山達也知事が招待された。2011年に鬱陵島(ウルルンド)に行くと言って金浦空港に降り立ち、韓国政府に入国を拒否された前歴のある「日本の領土を守るため行動する議員連盟」の新藤義孝会長も招待された。
日本政府は昨年1月、東京千代田区の日比谷公園内にある市政会館に「領土・主権展示館」を開館した。日本の中央政府が東京都心で直営する初の領土問題の広報施設として注目されたが、地下1階に位置しており、場所が狭いと日本国内で指摘を受けていた。
21日から一般公開が始まる新展示館は東京の虎の門三井ビルの地上階に設置され、1階(487.98平方メートル)、2階(185.19平方メートル)を合わせて673.17平方メートルの広さを持つ。市政会館時代の約100平方メートルの7倍近い。地下鉄虎ノ門駅から徒歩1分と、アクセスも良くなった。移転前は原則的に平日のみの開館だったが、新展示館は月曜日と年末年始のみを休館日とし、週末にも開館して宣伝を強化する。市政会館時代はパネル展示がほとんどだったが、新展示館は動画、プロジェクション、ジオラマ、図表、AR(拡張現実)などを積極的に用いている。