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韓米連合司令官「平和協定まで在韓米軍駐留すべき」

登録:2019-02-14 06:08 修正:2019-02-14 07:57
ロバート・エイブラムス司令官、上院軍事委聴聞会に出席 
「在韓米軍駐留は様々な目的に役立つ… 
現在の態勢、対北朝鮮抑止力の面で適切」 
「朝鮮半島の緊張緩和は明確だが、北朝鮮の軍事力はほとんど変わらず」 
ロバート・エイブラムス韓米連合軍司令官兼在韓米軍司令官//ハンギョレ新聞社

 ロバート・エイブラムス韓米連合軍司令官兼在韓米軍司令官は12日(現地時間)、上院軍事委聴聞会に出席し、在韓米軍駐留の必要性を強調した。

 エイブラムス司令官は、ジャック・リード議員(民主党)にドナルド・トランプ大統領が在韓米軍の削減を進める可能性について尋ねられ、「現在の態勢は北朝鮮に対する十分な抑止力を提供しており、適切だ」と答えた。また「在韓米軍は北東アジアの安定に役立っており、韓国だけではなく、日本とその地域の他のパートナーに中国の拡大に対する防御壁の役割を果たしている」とし、「在韓米軍駐留は様々な目的に役立つ」と述べた。また「北朝鮮の核脅威の除去・削減の後にも通常兵器の脅威に減少がなければ、在韓米軍が必要ではないか」という質問に対しても、「すべての当事者の間で平和協定が結ばれるまではそうだ」と答えた。

 エイブラムス司令官は「最近、朝鮮半島の緊張緩和は明確だ」としながらも、「北朝鮮は依然として脅威だ」と述べた。また「北朝鮮が核・ミサイル実験を行ってから440日」だとし、「個人的には、2回目の朝米首脳会談の発表は持続する対話の肯定的なシグナルだと考える」と述べた。しかし、「それにもかかわらず、我々(米国)は全面的な非核化努力にふさわしい(北朝鮮の)行動を見ることができなかった。北朝鮮の軍事能力において、検証可能な変化はほとんど起きなかった」と評価した。「2017年末以降、北朝鮮は敵対的レトリックを減らし、金正恩(キム・ジョンウン)の軍訓練行事への出席に関する報道を中断した」としながらも、「低い姿勢を示しているからと言って、脅威が減ったと結論づけるのは時期尚早」だと述べた。

 エイブラムス司令官は韓米合同軍事演習と関連しては「軍事訓練のための明確な必要性と、戦略的外交を支持してその空間を創出する必要性の間で、バランスを維持しなければならない」と明らかにした。また「一部の訓練はキャンセルされたが、我々は韓国と合同演習を続けている」と強調した。朝米対話の状況に合わせて、特定の合同演習の規模と時期などは調整することはできるが、演習は続いているということだ。

ワシントン/ファン・ジュンボム特派員(お問い合わせ japan@hani.co.kr)
https://www.hani.co.kr/arti/international/international_general/881974.html韓国語原文入力:2019-02-1322:14
訳H.J

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