国連安全保障理事会(安保理)が21日(現地時間)、ニューヨークの国連本部で、人道支援と関連して北朝鮮の状況について報告を受けた。同会議後、スウェーデンのオルロフ・スクーグ国連大使は「北朝鮮の状況が深刻だ」とし、北朝鮮に対する人道支援の必要性を強調した。
スクーグ大使は同日、国連人道問題調整事務所(OCHA)のブリーフィングを受けた後、記者会見を開き、「北朝鮮に対する人道支援の必要性が非常に大きい」と述べたと、DPA通信が報じた。スクーグ大使は「安保理の対北朝鮮制裁が北朝鮮住民に否定的で間接的な衝撃を与えかねないという点を憂慮している」とし、「特定品目に対しては例外を認める必要がある」と述べた。
これについて「ボイス・オフ・アメリカ」(VOA)は、スク―グ大使が、国連安保理決議に人道支援と関連した免除条項があるにもかかわらず、支援に否定的かつ間接的な影響が発生しているという報告があると指摘したと報じた。スクーグ大使は「北朝鮮の人道的状況が深刻になった主な責任は北朝鮮政権にあるが、北朝鮮住民の生命維持のための支援を提供すべき国際社会の義務がなくなるわけではない」と述べた。最近、米政府が対北朝鮮人道支援品目に対する免除要請を遅延させているとの報道が出たことについて、スクーグ大使は「対北朝鮮制裁委員会が内部的に協議する問題であるため、特定国家については言及しない」と述べた。
スクーグ大使は「対北朝鮮制裁を維持しなければならないという安保理理事国の立場は断固たるものだ」としながらも、「ただし、一般住民に被害を及ぼすことまで支持するわけではない」と述べた。
スウェーデンは北朝鮮に大使館を置いており、北朝鮮内で米国に代わって領事業務を代行するなど、米国の利益代表部の役割を果たしている。北朝鮮と米国が来年初めの朝米首脳会談の開催に向けて高官級会談などを調整する中、スウェーデンが北朝鮮に対する人道支援を主張したことで、今後米国など国際社会の動きが注目される。