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トランプの信頼度、欧州で最低…韓国では急上昇

登録:2018-10-02 22:07 修正:2018-10-03 07:12
米国ピュー研究所調査 
信頼度1位はメルケル 
トランプ就任後、米国のイメージも同伴墜落 
「アメリカファースト主義が信頼度墜落の主因」 
朝米首脳会談の効果、韓国では17→44%に急騰
ドナルド・トランプ米大統領(左)とアンゲラ・メルケル・独首相が昨年7月、ドイツ・ハンブルグのあるホテルで主要20カ国・地域(G20)首脳会談二者会談を控えて握手している=ハンブルグ/AP聯合ニュース

 中国、ロシア、英国など主要国の指導者の中で、ドナルド・トランプ米大統領に対する信頼度が最も低いという世論調査結果が発表された。また、トランプ大統領の就任以後、同盟国の欧州国家の間で米国に対するイメージが急落したと調査された。だが韓国の場合、朝米首脳会談の余波でトランプ大統領に対する信頼度が大幅に上がった。

 米国の世論調査専門機関ピュー研究所(Pew Research Center)は1日、25カ国の2万6000人を相手に米国と主要国家の首脳に対する信頼度などを調査した結果を発表した。

米国の世論調査機関が1日、世界5カ国の首脳に対する信頼度を調査した結果を発表した=ピュー研究所のホームページより//ハンギョレ新聞社

 調査結果によれば、国際問題を扱うに際して信頼度が最も低く評価された首脳はトランプ米大統領で、最も高い信頼を得た首脳はアンゲラ・メルケル独首相だった。トランプ大統領を信頼するという回答は27%で、信頼できないという応答は70%に達した。トランプ大統領を信頼するという回答は、習近平・中国国家主席(34%)やウラジーミル・プーチン・ロシア大統領(30%)よりも少ない。

 これに反して、メルケル独首相は信頼52%、不信31%で、調査対象の5人のうちで信頼度が最も高かった。エマニュエル・マクロン仏大統領も信頼46%、不信34%で信頼度が高い指導者に選ばれた。

 特に、トランプ大統領の就任後、欧州国家の間で米国に対する信頼度が大きく下落した。ドイツの場合、バラク・オバマ大統領時期の米国に対する信頼度は90%台だったが、トランプ政権では10%に急落した。フランスの場合も、以前の政権では90%台の信頼度が最近は9%まで墜落した。

米国の政権別信頼度に対する調査結果=ピュー研究所のホームページより//ハンギョレ新聞社

 ピュー研究所は、トランプ大統領の国際的信頼度が最低を記録した理由について、米国中心の一方主義外交政策を繰り広げているためと分析した。実際、トランプ大統領は就任後、パリ気候変動協定から脱退し、イラン核協定を一方的に破棄するなど、突発行動で多くの欧州国家の批判を受けた。

 こうした雰囲気とは違い、韓国の場合、トランプ大統領に対する信頼度が昨年の17%から今年は44%に大きく上がった。米国に対する選好度も、昨年の75%から80%に上昇した。朝米首脳会談で朝鮮半島に平和ムードが醸成されたことが影響を及ぼしたと分析される。

オク・キウォン記者 (お問い合わせ japan@hani.co.kr )
https://www.hani.co.kr/arti/international/international_general/864129.html韓国語原文入力:2018-10-02 15:47
訳J.S

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