本文に移動

ポンペオ米国務長官「遠からず北朝鮮と大きな一歩踏み出すことを期待している」

登録:2018-08-18 07:01 修正:2018-08-18 07:58
北朝鮮との交渉について尋ねるトランプ大統領の質問に 
「ここ数カ月間、北朝鮮で核・ミサイル実験なく、遺骨も送還… 
遠からず大きな一歩踏み出せることを期待している」 
今月の4度目の訪朝控え、非核化と終戦宣言の接点見出すとの予想も
マイク・ポンペオ米国務長官(左)が今月16日、ホワイトハウスで行われた閣僚会議を開始し、ドナルド・トランプ大統領の隣で祈祷文を読み上げている/UPI聯合ニュース

 マイク・ポンペオ米国務長官が北朝鮮との交渉と関連し、「大きな進展が行われることを期待している」と明らかにした。今月末の4度目の平壌(ピョンヤン)訪問を控え、非核化と終戦宣言に関する朝米間の水面下の対話が順調に進んでいることを示唆したものと見られる。

 ポンペオ長官は16日(現地時間)、ホワイトハウスで行われた閣僚会議で、ドナルド・トランプ大統領に「北朝鮮と我々は今どのような状況なのか」と尋ねられ、「ここ数カ月間、北朝鮮で追加的なミサイル・核実験がなかった」としたうえで、「北朝鮮の人々がより明るい未来に向けて進める道について、対話を通じて引き続き介入している」と答えた。彼はさらに、「(北朝鮮にいた米軍)遺骨55柱が帰ってきた。国務省は、北朝鮮で死亡した米国将兵の遺骨を、数十柱ではなく、数百柱送還してもらえるよう、次の作業を進めている」と述べた。そして、ポンペオ長官は「進展に向けて作業を続けており、遠からず大きな一歩を踏み出すことを期待している」と話した。今月14日、ツイッターに「我々は(北朝鮮との間で)進展が見られるものと信じている」と明らかにしたのに続き、再び「進展」を言及したのだ。

 ポンペオ長官は今月末に北朝鮮を訪問し、非核化と終戦宣言、そして2回目の朝米首脳会談について協議するという。朝米関係に詳しいある消息筋は最近、ハンギョレに「(北朝鮮の非核化と関連し)米国側の要求水準が当初よりだいぶ緩和されたと聞いている」とし、「朝米間の隔たりがかなり埋められた」と明らかにした。「手ぶら訪問」という指摘を受けた7月の3度目の訪朝とは異なり、今回は「核申告」と「終戦宣言」の交換と関連し、妥協点を見出す可能性が高いものと見られている。

 ポンペオ長官のこのような発言に対し、トランプ大統領は「(朝米)関係も非常に良好だろ思う」と述べた。ただし、トランプ大統領は「それ(米朝関係)は中国によってやや打撃を受けたと思う。なぜなら、中国は私が貿易分野で行っていることについて気を悪くしているからだ」と付け加えた。中国が米国との貿易対立のため、朝米関係についても北朝鮮に影響力を及ぼしていると、不満を示したのだ。トランプ大統領はさらに、「しかし、我々はひとつの国家として他の選択肢がない。そして彼ら(中国)もそれを理解している」と述べた。

ワシントン/ファン・ジュンボム特派員(お問い合わせ japan@hani.co.kr)
https://www.hani.co.kr/arti/international/international_general/858061.html韓国語原文入力:2018-08-17 20:13
訳H.J

関連記事