文在寅(ムン・ジェイン)大統領は、来月9日に開幕する平昌(ピョンチャン)冬季五輪を契機に韓国を訪問する安倍晋三首相と首脳会談をする予定だ。文大統領と安倍首相の首脳会談では、両国間の最大の軋轢要因に浮上した日本軍「慰安婦」被害者問題合意(12・28合意)などに関する議論がなされるものと予想される。
パク・スヒョン大統領府報道官は24日、「韓国政府は日本政府と平昌五輪を契機に安倍首相の訪韓問題を協議してきており、今日日本側が訪韓の意思を公式に伝えてきたことを歓迎する」として、「安倍首相の訪韓が、韓日両国の未来指向的関係発展につながるよう、日本政府と緊密に協力する」と明らかにした。文大統領は「首脳会談の日程と主題、平昌で行うか、ソウルで行うかなど、実務的に議するように」と指示したという。これに先立って、日本政府はこの日午前に駐日韓国大使館に安倍首相の訪韓に関して協議しようと公式要請した。安倍首相はこの日、東京の首相官邸で記者団に「事情が許せば平昌五輪開幕式に出席したい。2020年には東京五輪があり、同じアジアで開かれる平昌五輪に行って(日本)選手団を励ましたい」と語った。
今回の韓日首脳会談では、12・28合意問題と北朝鮮核問題解決のための韓米日3国協力方案などが扱われるものと予想される。安倍首相は記者団に「日韓慰安婦合意に関する日本の立場をしっかり伝え、日米韓3国連係の必要性を伝えたい」と話した。大統領府関係者は「『前の政府の慰安婦合意で慰安婦問題が解決されたとは見られない』という韓国政府の立場を説明し、両国の未来指向的関係のために過去と未来を分離してアプローチするという方針を説明することになるだろう」と話した。