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「対北朝鮮強硬派」ビクター・チャ氏、新任駐韓米大使に内定

登録:2017-12-12 04:19 修正:2017-12-12 07:48
米政府、先週に任命同意を要請
新任駐韓米国大使に内定されたビクター・チャ米国ジョージタウン大学教授=ハンギョレ資料写真//ハンギョレ新聞社

 米国が「対北朝鮮強硬派」のビクター・チャ米戦略国際問題研究所(CSIS)韓国担当上級研究員兼米ジョージタウン大学教授を駐韓米国大使に内定し、韓国政府にアグレマン(任命同意)を要請したことがわかった

 外交部関係者は11日「(駐韓米国大使に対する米国政府の)アグレマンの要請があったのは事実」だと明らかにした。これと関連し、ある外交消息筋は「(大使)内定を発表する前にアグレマンを要請したのは異例」だとしたうえで、「(韓国政府の)アグレマン手続きが終われば、(米国政府が)直ちに公式発表するものと見られる」と伝えた。外交部内外では「(米国が韓国の)最も近い友好国であるだけに、近日中にアグレマン手続きが行われるのではないか」と予想されている。チャ教授に対する韓国政府のアグレマンは、早ければ来週になる可能性もあるとされる。

 米国政府は今年6~8月にチャ碩座を駐韓米国大使に事実上内定し、数カ月間の検証手続きを進めたという。チャ教授はブッシュ政権時代の2004年12月、ホワイトハウスで国家安保会議(NSC)アジア担当補佐官、北朝鮮核問題の解決に向けた6カ国協議の米国側副代表として活動した。2007年4月にはニューメキシコ州のビル・リチャードソン州知事と共に訪朝し、北朝鮮核問題の解決策について協議した。ビクター・チャ氏は1959年、米国移民者の韓国人の両親の元に生まれ、米コロンビア大学経済学科を卒業した後、英国のオックスフォード大学で哲学・政治・経済学の修士号を、コロンビア大学で政治学博士号を取得した。著書には、韓米日三角安保体制を取り上げた『米日韓反目を超えた敵対的提携』(Alignment despite antagonism)や北朝鮮核問題の解決策を取り上げた『北朝鮮核パズル』(Nuclear North Korea)などがある。

ノ・ジウォン記者 (お問い合わせ japan@hani.co.kr)
https://www.hani.co.kr/arti/politics/diplomacy/822935.html韓国語原文入力:2017-12-11 15:38
訳H.J

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