登録 : 2017.10.06 23:11 修正 : 2017.10.07 13:03

7月に採択された国連の「核兵器禁止条約」導き 
100カ国余りの非政府組織の連合体…今年で活動10年め 
ノーベル委員会「核兵器廃絶を要求するという意味」北朝鮮も言及

6日、スイス・ジュネーブにある「核兵器廃絶国際キャンペーン」(ICAN)本部で、ベアトリス・フィン事務局長(左)など同団体の活動家らがシャンペンを持って核兵器廃絶国際キャンペーンの2017年ノーベル平和賞受賞を祝っている=ジュネーブ/EPA聯合ニュース
 2017年度のノーベル平和賞受賞者に「核兵器廃絶国際キャンペーン」(ICAN)が選定された。

 ノーベル委員会は6日、核兵器の危険性に対する注意喚起と核兵器禁止条約締結に向けた画期的な努力などの成果を上げ、この団体を受賞者に選定したと発表した。

 委員会は「核兵器は人類と地球上のすべての生命に対する絶え間ない脅威」だとし、「これまで国際社会は地雷やクラスター爆弾、化学・生物化学兵器に対する禁止条約を導入したが、核兵器はこれらよりも破壊的であるにもかかわらず国際法的な禁止の対象にならなかった」と指摘した。

 委員会は「私たちは、過去のどの時代よりも核兵器使用の危険性の高い世界に住んでいる。ある国家は自分たちの核兵器を現代化しようとしており、多くの国家は北朝鮮のように核武装を試みている」とし、「核兵器廃絶国際キャンペーンは、核兵器を糾弾し、禁止し、なくすために全ての関係当事者が協力することを誓約する『人道の誓約』を率いて、現在108カ国が同誓約に同意した」と説明した。

 また、委員会は7月7日に国連で採択された「核兵器禁止条約」(Treaty on the Prohibition of Nuclear Weapons)に関しても核兵器廃絶国際キャンペーンの貢献を称え、「核兵器廃絶国際キャンペーンを受賞者に選定するという決定は、(ノーベル賞創始者の)アルフレッド・ノーベルの遺志によるものだ。核兵器廃絶国際キャンペーンはこの1年間、核兵器なき世界に向けた努力に新しい方向性と活力を提供した」と強調した。

 ノーベル委員会は「私たちは、国際法的禁止だけではただの一つも核兵器はなくならないことと、これまで核兵器保有国やその主要な同盟国が核兵器禁止条約を支持していないことを知っている」とし、「わが委員会は、核兵器なき世界に向けた次の段階は核保有国の参加だという点を強調したい」と指摘した。

 委員会は、米国・ロシア・イギリス・フランス・中国など5大核保有国を取り上げ、「したがって今年のノーベル平和賞は、真摯な交渉を通じて1万5000発にのぼる核兵器の漸進的で均衡的な廃棄を開始せよという、これらの国々に対する要求でもある」と明らかにした。

 核兵器廃絶国際キャンペーンは「核兵器禁止条約締結のプロセスで私たちの役割が認められ、ノーベル平和賞を受賞したのは大きな光栄」だとし、「数百万人の疲れを知らない活動家たちと核兵器に反対する世界中の市民たち、広島と長崎の核兵器被害生存者たち、核実験の犠牲者たちに栄光を捧げたい」と、受賞の感想を述べた。同団体は受賞の感想で「今は猛烈なレトリックが私たちを言い表せない恐怖に追い込んでいる途方もない世界的な緊張の時代だ。核の衝突に対する不安が再び高まっている」とし、最近の北朝鮮と米国の首脳間の言葉の爆弾対決の様相を想起させた。

 100カ国余りの非政府組織(NGO)の連合体である核兵器廃絶国際キャンペーンは、2007年にオーストリアのウィーンで正式に発足し、韓国からも平和ネットワークなどが参加している。

キム・ヒョジン記者 (お問い合わせ japan@hani.co.kr )

韓国語原文入力:2017-10-06 21:42
http://www.hani.co.kr/arti/international/international_general/813540.html 訳M.C(1674字)

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