本文に移動

米国務省「ティラーソンが北朝鮮リ・ヨンホと会う計画はない」

登録:2017-08-03 22:34 修正:2017-08-04 08:25
ティラーソン、アジア歴訪事前ブリーフィング 
「孤立感高める段階…ARF会員資格停止を議論」 
米中、対北朝鮮制裁に関連して「時間がかかるだろう」
レックス・ティラーソン米国務長官(前列右側)が、ジェームズ・マティス国防長官(前列左側)と共に2日、上院外交関係委員会に出席するため議事堂に入っている=ワシントン/EPA聯合ニュース

 レックス・ティラーソン米国務長官が6~8日にフィリピンのマニラで開かれるASEAN関連会議でリ・ヨンホ北朝鮮外相と会う計画はないと米国務省が明らかにした。また、米国が北朝鮮の「ASEAN地域安保フォーラム」(ARF)加盟国の資格を停止させる方案も論議するだろうと公開した。

 スーザン・ソーントン米国務省東アジア太平洋担当次官補代行(副次官補)は2日(現地時間)、ティラーソン長官のアジア歴訪に関連した事前電話ブリーフィングで「ティラーソン長官はマニラで北朝鮮外相と会う計画はない」として「そのようなことがあるとは予想しない」と話した。ソーントン副次官補は「当面は北朝鮮が米国と真剣な対話を始めたいと考えているといういかなる示唆点もない」として「今はまだ北朝鮮政権に対する圧力と孤立感を高める段階」と話した。

 彼は北朝鮮に対する外交的孤立と関連して、「ARFは紛争を予防するための組織」としながら「北朝鮮のARF加盟資格停止について他の加盟国と議論している」と明らかにした。

 ソーントン副次官補は、中国の対北朝鮮圧迫と関連して「中国はより多くのことができると考える」としつつも「米国と中国は対北朝鮮制裁強化のために協力を続けている。それは時間がかかるだろう」と明らかにした。この発言から考えて、国連安全保障理事会で新しい対北制裁決議案が導き出されるまでには当初の予想より時間が長くかかると見られる。

 ホワイトハウス関係者らは、ドナルド・トランプ米大統領がこの日、北朝鮮、ロシア、イランを制裁するパッケージ法案に署名したと明らかにした。先月27日に上院を通過したこの法案には、北朝鮮の原油・石油製品輸入を封じ込める内容などが含まれている。

 ホワイトハウスのハーバート・マクマスター国家安保補佐官はこの日、MSNBCとのインタビューで「全世界が金正恩(キム・ジョンウン)に対抗しているではないか」として「彼(金正恩)は夜も安らかに眠れはしないだろう」と話した。

ワシントン/イ・ヨンイン特派員 (お問い合わせ japan@hani.co.kr )
https://www.hani.co.kr/arti/international/america/805430.html 韓国語原文入力:2017-08-03 18:05
訳J.S(1151字)

関連記事